○茶道文化振興賞:茶美会グループの各氏 |
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<受賞理由> |
故伊住宗晃宗匠が提唱した茶美会グループ創設当時(1992年)からの賛同者として「もてなしの心」「仕え合いの心」を基礎とする衣食住における様々な企画やアイデアを発信し、新しい生活文化デザインを提唱、茶道文化の発展に大きな貢献をしてきた。茶室制作においても伝統的な美意識や価値観を調和させた斬新なデザインで反響を呼んでいるほか、活動を通して多くの若手後継者の育成に努めている。 |
<略歴>(50音順) |
・ 内田 繁氏(インテリアデザイナー)
2008〜11年専門学校桑沢デザイン研究所所長。日本を代表するデザイナーとして幅広い活動を展開するほか、茶室研究、日本文化研究、近代デザイン論をまとめ、教育活動や世界の大学等で講演、現代の茶室や茶道具等の発表を通じて世界的な評価を受けている。代表作に神戸ファッション美術館、オリエンタルホテル広島のほか、茶室、茶道具など多数。 |
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・ 黒川雅之氏(建築家、プロダクトデザイナー)
黒川雅之建築設計事務所主宰、物学研究会主宰、デザイントープ主宰、株式会社K CEO。京都精華大学客員教授、名古屋造形大学客員教授、中国・復旦大学客員教授、金沢芸術工芸大学 芸術博士。日本インダストリアルデザイナー協会、日本デザインコミッティー会員、日本建築家協会会員、日本文化デザインフォーラム会員など。 |
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・ 麹谷 宏氏(グラフィックデザイナー)
大阪でデザインを学び早川良雄・田中一光の関西二大泰斗の薫陶を受ける。銀座松屋宣伝部を経て、1967〜70年フランス・デルピールの招聘によりパリ在住、ワインと出会う。1980年「無印良品」の企画と開発デザインに参画し時代のライフスタイルを提案。1998年「ワイン茶会」を創案、2010〜12年東大寺二月堂「桜とワインの茶会」(六志会)主宰。
淡交会東京第三西支部副支部長。 |
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・ 杉本貴志氏(インテリアデザイナー)
東京藝術大学美術学部卒業後、1973年(株)スーパーポテトを設立。商業空間のデザインを数多く手がけ、バー、レストラン、ホテルの内装デザインから複合施設の総合プロデュースまで幅広い分野で活躍。主な作品に「春秋」「響」「ジパング」等の飲食店の内装設計、パークハイアット(ソウル、北京)、グランドハイアット(シンガポール、上海、東京)、ハイアットリージェンシー(京都、東京)、シャングリラ(香港、上海)、べラジオ(ラスベガス)等ホテルのインテリアデザインがある。武蔵野美術大学名誉教授。 |