平成21年度優秀支部・部門別優良支部表彰
学校茶道永年勤続者表彰
―淡交会第115回全国総会において表彰―


  2月26日に開催された淡交会第115回全国総会において平成21年度優秀支部・部門別優良支部表彰の受賞支部と、学校茶道永年勤続者表彰の受賞者の表彰式が執り行われました。


◇平成21年度支部表彰
【優秀支部】
    高岡支部(荒井公夫支部長)

昭和15年の支部結成以来、高岡市の文化復興につとめ、支部として青少年の健全育成に貢献。特に、地元知名士による「高岡又新会」は、茶道を研鑽する真の数寄者の会として20年以上活動を続けている。支部設立70年を迎えるにあたり、多方面にわたる地域社会への貢献が改めて評価される。
    北九州支部(中村眞人支部長)

地域社会をターゲットにした活動を長年にわたり継続。恒例となったチャリティ茶会は市民からも好評で、収益金を文化団体に寄付するなど地元文化の充実発展に貢献している。また、青年部の育成にも力を注ぎ、全国トップクラスの会員増加を達成。

高岡支部 北九州支部


【部門別優良支部】
  ○会員増加の部
    和歌山支部(徳川寳子名誉支部長、樫畑直尚支部長)

会員増加数・増加率において努力の成果が見られる。また支部の円滑な運営と諸行事の実施体制も評価に値する。

  ○地域社会への貢献の部
    奈良支部(松久保秀胤支部長)

献茶式や各種の茶会を通じて多数の神社仏閣に裏千家茶道を浸透させ、古都奈良に根付いた活動を展開。長年、地域社会の文化復興と青少年の育成につとめている。
    堺支部(田島碩應名誉支部長、辻尾卓也支部長)

市民活動等の様々な場において、茶会や茶道体験等に取り組んでいる。また、教育委員会との連携のもと、市内の全小・中学校において茶道を導入し子どもたちの健全育成にも貢献。

  ○学校茶道振興の部
    宮城支部(藤井 黎支部長)

昨年に比べ、学校茶道採用校を着実に増加させた。また、裏千家宮城学生茶道連盟の活動を支援。
    東京第一東支部(押見守康支部長)

昨年に比べ学校茶道採用校並びに指導会員が増加。支部会員の準教授取得数も全国で上位である。
    大阪東支部(原田 収支部長)

昨年に比べ学校茶道採用校並びに指導会員が着実に増加するなど、大阪での学校茶道の発展に貢献。
    徳島支部(故 坂田雄幸支部長、村崎正人支部長)

学校茶道の充実に積極的に取り組み、学校茶道の採用校数は毎年全国で上位。本年も採用校数、指導会員ともに大幅に増加。

  ○青年部への指導援助の部
    博多支部(後藤豊彦支部長)

過去5年間で支部内3青年部を合わせて40名以上の会員増加を達成。青年部の拡大に支部長はじめ支部役員が一丸となって積極的に取り組んでいる。
    筑豊支部(麻生太郎支部長)

過去5年間、青年部正会員数100名前後の高水準を維持し、活発に活動している。親支部会員の青年部への指導・支援に対する意識は全国の模範となる。

和歌山支部 奈良支部 堺支部

宮城支部  東京第一東支部 大阪東支部

徳島支部 博多支部 筑豊支部



◇平成21年度学校茶道永年勤続者表彰
  学校茶道に永年貢献されている74名を表彰。代表の養老宗惠氏(福井支部)に感謝状と記念メダルが授与され、草場宗玲氏(久留米支部)が謝辞を述べました。
  その後、別会場にて千 玄室大宗匠から一人ひとりに感謝状とメダルを手渡された受賞者方は、皆感激の面持ちでした。