社団法人茶道裏千家淡交会
理事・参事合同会議並びに第113回全国総会




  2月26日、リーガロイヤルホテル京都にて社団法人茶道裏千家淡交会理事・参事合同会議並びに第113回全国総会が開催され、平成20年度の事業報告、収支決算報告、平成21年度補正予算案について審議されました。

[理事・参事合同会議]
  総会に先立ち、午後1時に開会。はじめに、千 玄室名誉会長、千 宗室理事長から、本年1月に就任された参事・参事補・特別参事に委嘱書が交付されました。その後、家元が議長に選出され、上程された議案は全て満場一致で承認可決されました。


家元挨拶 大宗匠挨拶


[総会]
  午後2時45分より開催され、大宗匠名誉会長、家元理事長、千 容子副理事長、並びに理事・参事・特別参事、150支部2支所(委任状提出は15支部)、総勢約480名が出席しました。
  家元夫人が開会を宣言、議長に坂本眞一氏(札幌第一支部支部長)、副議長に中尾喬一氏(鳥取支部支部長)、廣田 武氏(三重北支部支部長)、議事録署名委員には、河本英典氏(滋賀支部支部長)、井関和彦氏(大洲支部支部長)が選出されました。


家元夫人による開会宣言 坂本眞一議長挨拶


  冒頭、大宗匠が「昭和15年に設立された淡交会は、来年70周年を迎えます。大きな展望を持って、淡交会が世の中を明るくすることが出来ればたいへん有難いことです」と挨拶。
  続いて家元が、昨年10月27日と2月5日の両日、地区大会の見直しについて協議された「改革検討委員会」からの意見に基づき、平成23年度から新しい形で地区大会を行う考えを示されました。「今後も、地区大会の開催目的が変わるものではありません。各地区大会の開催年と主管支部については、各地区の意向を確認の上、調整いたします。今回の見直しを契機として、地区組織の機能や役割の再確認、また、結束を強める方策等について改めて検討いただければ幸いです」と挨拶されました。


大宗匠挨拶 家元挨拶


地区大会見直しの要点
@現状の地区大会を隔年開催とし、全11大会を年5、6回ずつに配分する。
A現行の地区大会は平成22年度までとし、平成23年度から実施する。
B会員が参加しやすいよう、土・日曜日開催を原則として日程調整を行う。
C地区大会の補助金額を見直し、大会会計および参加者の登録費負担の軽減を図る。
D主管支部は、既に決定している地区についても再検討してもよい。
(必ずしも各支部の順番通りとはしない)
E地区大会の内容は出来るだけ負担感のないものとし、総本部と相談しながら、現行プログラムにこだわらず企画検討する。
F地区大会開催年にあたらない地区は、宗家が出席する行事を計画することも可能。
(例:周年行事、文化講演会、献茶式の折に懇親会を開催するなど)


●諸報告・議案審議
  平成20年度記録ビデオの上映後、関根秀治副理事長より宗家・総本部報告、続いて議案審議に移り、各議案とも満場一致で承認可決されました。
・ 第1号議案 平成20年度 事業報告に関する件
・ 第2号議案 平成20年度 収支決算報告に関する件
・ 第3号議案 平成21年度 収支補正予算案に関する件

  総会修了後の懇親会は、塚本能交氏(淡交会理事・今日庵老分)による乾杯で開会。和やかに開催されました。