社団法人 茶道裏千家淡交会青年部第15回全国大会 プレ行事開催報告 | |
報告者 | 浜松支部 曳馬野青年部 荒垣昌代 |
開催日時 | 平成22年3月22日(月) |
会場 | 職場 |
お茶の数 | 20碗 |
3月22日は振替休日、全国大会の帰りで京都見物の方もまだいらっしゃるでしょうか。 でも、私の勤務先は営業日。業務終了後に、昨日の京都のお土産「夕子」(生八ツ橋)を添えて、職場で「私の一碗」を行いました。 年が明けてからはずっと仕事が忙しく、職場以外ならばともかく、職場で「私の一碗」の余裕は全く無かったのですが、今日はクライアントがお休みで、電話も少なく、ちょっとだけのんびり。やっと峠が見えてきて、31日までもう少しだという気持ちになったころです。 抹茶が初めてのインド人のシステムエンジニアのシュワさんや、久しぶりと飲む方、懐紙のすかし模様を不思議そうに眺める人などさまざま。お作法は抜きで、気楽に飲んでいただきました。 「おいしい」「このお茶碗はなんていう焼き物?」「あそこの豆大福がおいしいから、今度はそれで」「お菓子を先に食べていいんですか」「お茶碗は右に回すの? 何回で飲めばいいの」「月に一度、こんな日があるといいね」 フロアが違って普段は話すこともない人とも言葉を交わすことができました。抹茶を飲むということだけで、時間に追われがちな職場でもこんな雰囲気がつくりだされるのは、不思議な印象でした。 この気持ちを茶会だけに閉じ込めずに、ごくごく普段の暮らしの中で、抹茶を通して、愉しむ。それって、結局は自分が意識して創り出す、一歩進むってことですよね。 | |
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