社団法人 茶道裏千家淡交会青年部第15回全国大会
プレ行事開催報告
報告者 東京第六東支部 世田谷白雲青年部
齋藤智代
開催日時 平成22年3月11日(木)
会場 友人宅
お茶の数 8碗
今年始めた習い事で同じ先生の生徒となったMちゃん。
人懐っこいキャラに惹かれ、仲良くなるまでに時間を要しませんでした。

彼女が、自宅へ夕飯に招いてくれました。
自宅マンションは、なんと私の勤務先から徒歩10分のところにあるのです。
兵庫県出身のMちゃん、すきやきには「キンカン(卵巣)」「玉ひも(卵管)」と呼ばれる鶏のモツを入れるのが日常だそうで…私はどちらも初めて食しました(^^;)
外見が金柑そのものの卵の元は、美味でいかにも栄養価が高そうでした。

手土産に、スパークリングワインと、三越で見繕った和菓子いろいろを持参。
新潟の「越乃雪」、栃木の「道明寺」、千葉の「落花生もなか」ほか。こっそり一碗の用意をして行きました。
美味しいすきやきとビールやワインでいい気分になったところで、ごちそうのお礼にMちゃんカップルへ一碗ずつ差し上げました。

そうしたら、彼の好奇心・探究心を刺激してしまったらしく、そこからはひたすら、お客さんのはずの彼が茶筅を振ってくださって…。
お湯の量や温度で口あたりに差が出ることなど、自ら研究していらっしゃいました(笑)。

Mちゃんは高校時代に裏千家の先生に習っていたそうで、当時を懐かしみながらの語らいのひとときにもなりました。
「卒業したら点前の手順はやがて忘れてしまうかもしれないけれど、お茶の精神だけは忘れないでね」と、その先生はおっしゃったそうです。

全国津々浦々、昔も今も、お茶に親しむ人たちの輪が「和」をはぐくんでいるのだと感じます。