社団法人 茶道裏千家淡交会青年部第15回全国大会
プレ行事開催報告
報告者 東京第六東支部 世田谷白雲青年部
齋藤智代
開催日時 平成21年10月15日(木)
会場 勤務先(東京都中央区京橋)
お茶の数 12碗
 小規模ながらも事業拡大・人員増強という、この時期にあって珍しい状況の我が社。同じビル内でフロアの拡張をし、昨年10月にオフィスオープンのセレモニーをしました。
 日本法人の総務担当として、新オフィスの準備に奔走してきた私にとっても、記念すべき日です。自身が企画運営しているセレモニーとミニレセプションに、何かひとつ花を添えたいと考えて、前日に思いつき、自作の棗や茶杓を使って私の一碗を実践しました。
 スパークリングワインで乾杯、ひとしきり歓談のあと、北米ニュージャージー州の本社から時期を合わせて来日したVIP一行は、初めて見るお抹茶に興味津々。茶筅を振る姿をじっと見つめる人、紅茶との違いを質問する人…あんこのお菓子をこわごわつまみながら列になって私の呈茶を待ってくださいました。一服のあとには必ず笑顔がそこにあり、慌しくも楽しいひとときでした。同僚も準備を手伝ってくれたりお茶を楽しんでくれたり、思い切って実施してよかったです。

 あの小さな日本文化体験が、帰国したVIPたちによって、どのように家族や同僚へ伝えられたのかしら、と考えると、茶道を愛する一青年部会員として、誇らしいような小恥ずかしいような、温かな気分になります。