社団法人 茶道裏千家淡交会青年部第15回全国大会
プレ行事開催報告
報告者 川崎支部 橘樹青年部
坂口莉沙
開催日時 平成22年2月11日(木)
会場 大雄山最乗寺法雲閣
お茶の数 12碗
祖母(故・中島宗昌)の三回忌に、心を込めて差し上げました。
この日集まった親族も、同じ血を引く者が多いため大変にぎやかで、
祖母もあちらでいささか心配していた事でしょう。

茶碗を手に、笑みを浮かべ冗談を言ったり
姑のような小言を言ったりする在りし日のあの姿は
2年経った今でも、昨日…いや先ほどの事のように
まぶたに焼き付いております。

そして、茶の香りがそれをより鮮明に思い起こさせる様で
じわりと温かい中に甘く、ほろ苦いこの一碗は、
まるで祖母そのものである様な感覚さえありました。
姿はなくても、温もりというのは確かに在るものなのですね。