社団法人 茶道裏千家淡交会青年部第15回全国大会
プレ行事開催報告
報告者 福山支部 福山葦陽青年部
hirosan
開催日時 平成21年11月3日(火)
会場 福山緑町公園
お茶の数 65碗
福山市の防災公園「緑町公園」には、福山市の市花のばらを市民がオーナーになり育てている“ばら花壇”があります。
ここには、春と秋の2回、赤、白、黄色、ピンク・・・たくさんの花たちが咲き誇ります。

毎年、11月3日文化の日にこの公園で、地元新聞社が主催する「写生大会」が行われ、たくさんの小学生たちが父兄と一緒に集まってきます。

淡交会福山支部が「ばらオーナー会」の会員で、この行事のお手伝いをしている関係で、数年前から私たちの青年部が茶席を持たせて頂いています。
「ふれあい茶会」参加者の方々にお茶に触れ合っていただく。私たちが参加者の方々とふれあい、お茶の楽しさをお伝えする、逆に伝えいていただくこともあります。

今回、印象的だったのが、おじいちゃん、お父さん、お孫さん(男の子)の3世代で席に入ってくださったときのこと。

お孫さんはまだちっちゃく、年齢を聞くと2才と8ヶ月。このお孫さんがなんとお抹茶好きで、アイスクリームは抹茶味、お菓子も抹茶味のものが好きだと言われるのです。きっと、本物の抹茶も飲むだろうおじいちゃんが誘われたようでした。
まず、菓銘「錦秋」のきんとんをお出しして、それを一口食べては、おじいちゃんに抹茶を飲ませてもらう。何度もそれを繰り返し一盌飲みきってくれたのです。

こんなちっちゃい子供がどうしてお抹茶が好きなのか、ちゃんとした答えは返ってきませんでしたが、単に“好き”このことをずっと忘れずにいて欲しいと思います。

次世代もまだまだ大丈夫。そんなことをふっと思ったお茶会でした。