社団法人 茶道裏千家淡交会青年部第15回全国大会 プレ行事開催報告 | |
報告者 | 石川支部 白山青年部 了海正枝 |
開催日時 | 平成21年10月18日(日) |
会場 | 金沢城二の丸広場 |
お茶の数 | 152碗 |
金沢市が主催する かなざわこのみ おしゃれメッセ2009 の中の特別企画事業 金沢未来風流 の四日目、最終日です。黒川雅之氏考案の立礼棚、大樋年雄氏作の茶碗とデジタル掛軸「宇宙」、伊東史子氏プロデュースの器。器などの他にも菓子もプロデュースされ、金沢の菓子職人や作家の方が作り上げました。道具の形や素材もいつもとは違ったもの(例えば水差しはシリコン製、茶杓はプラスティックなどなどで透明感がある)で、お菓子はマルとバツの形をした羊羹でした。お点前の一服以外の点て出しでは、少し焦がした色合いの木の板の敷物の上に○(ベージュ色)×(茶色)の羊羹、いわゆるお抹茶茶碗とは違った形の若手作家さんのお茶碗に入った緑のお抹茶が乗り、とても美しい色合いでした。お客様のなかには「お道具の一つ一つが面白くて会話がいろいろ広がってとても楽しいです。」とおっしゃる方がいて、とても喜んでいらしゃっる様子にこちらのほうも楽しくなりました。立礼棚の前の椅子席の他に、そのまわりに丸いテーブルの立ち飲み席が転々と配置されていたのがカフェ風でした。2,3人で丸いテーブルを囲んで、立ったまま和やかに飲んでいるのがお抹茶かと思うと、見ていて不思議な感覚になりました。いつもの散歩道にそのようなカフェがあったら、ちょっと立ち寄りお抹茶をいただきながら四季を感じる、感性豊かな散歩道になりそうです。素敵なお茶席にかかわれたことを感謝いたします。 | |
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