社団法人 茶道裏千家淡交会青年部第15回全国大会
プレ行事開催報告
報告者 大阪南支部 なにわ青年部
砂田真弓
開催日時 平成21年10月4日(日)
会場 伏見稲荷大社稲荷山上 四ツ辻『にしむら亭』
お茶の数 21碗
秋雨前線と台風の合間の希少な秋晴れの10月4日。
『最も善い生き方(理想的な生き方)は水の有り様に学ぶと良い』という言葉をベースに、臨機応変に周囲に添いながら謙虚に低きへ流れる『水』の有り様に触れる「上善は名水の如し」という事業をなにわ青年部内で行ないました。
伏見の名水『白菊水』を伏見稲荷大社のお山の上まで持ってあがり、『白菊水』そのものと『白菊水』で点てたお茶で、青年部会員をもてなしました。菓子はご当地伏見稲荷大社駅傍の駿河屋さんのもの。
お山の上まで、名水や抹茶茶碗を持ってあがる準備は大変でしたが、一所懸命千本鳥居をくぐって稲荷山を登って来られた会員に美味しいと言っていただけて、とても嬉しく思いました。
お山の上からの眺めと秋の涼しい風は何よりの御馳走です。
会員交流事業としての呈茶でしたが、これからの和気藹々とした青年部活動の一助になればと思います。

ちなみに、その後は月桂冠大倉記念館で酒造り見学をし、有志のみ十石舟で高瀬川・鴨川・宇治川の交わる水郷をめぐり…
一碗の呈茶から始まって様々な『水』に親しんだ楽しい一日でした。