呈茶席感想
呈茶席は15:00から上記場所の和室にて行われました。学校茶道の園児を対象に親子でお茶に親しんでいただける事を目的にしておりましたが、平日の午後ということもあり、親子連れの方は思ったより少なかったようです。
しかし、来ていただいた小さなお子さん方は、お菓子やお茶を上手に美味しそうに召し上がっておられて、大変ほほえましく感じました。また親御さんもそんなお子様方の様子を嬉しそうに見守っておられ、当初の目的は達成できたのではないかと思います。
お茶に親しむことにより、お子様方がみな思いやりのある、平和を愛する心をもった大人に成長していただければなと感じました。
薄茶席感想
薄茶席は露地に行灯を配置し、和室にて二つ置きでお茶席を設けました。
水指は大きな平水指を使用し、たっぷりの水を張ることで、喉の渇きを訴えながら亡くなった原爆犠牲者の御霊に捧げたいという思いを込めながら、水屋も点前も、厳島青年部一丸となってお茶を点てさせていただきました。特に水屋は大変狭く、畳、縦2畳分ぐらいのスペースにお茶碗を洗う人、お茶を点てる人、お運びの人等、数人がひしめきあって働いていましたが、お客様に美味しいお茶を飲んでいただきたいという思いから、皆が努力して、美味しいお茶を一生懸命点てていたのが印象的でした。また、お客様には夕刻からのお茶席にもかかわらず多数お越しいただき、お軸やお茶杓はもちろん、その他の和室の道具類や趣向を大変喜んでいただきました。終始なごやかにお茶会が進められましたが、その中でもお軸やお茶杓等のお道具を通して平和の願いを感じることのできるお茶会であったと思います。
一碗を通して平和を祈られる鵬雲斎大宗匠や坐忘斎お家元のご染筆とお茶杓をリレーしてのお茶会でしたが、原爆犠牲者を多数出した広島での開催は、大変意義のあるものではないかと思いました。
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