【1.国宝 姫路城】 1993年に世界遺産に認定。姿が美しいため白鷺城とも呼ばれている。大天守をはじめ82余りの櫓、門などの建造物が昔の姿のまま残っている。時代劇にはかかせない背景 |
【2.甲子園球場】 高校球児の憧れの的、今年絶好調の阪神タイガースの本拠地。甲子園の名前の由来は完成した大正13年8月1日、この年が甲(きのえ)、子(ね)の年であったから。このまま、阪神タイガースは18年ぶりの優勝なるか?! |
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【3.灘五郷】 日本一の酒どころ。酒蔵は今津郷(大関、白雪など)、西宮郷(日本盛、白鹿など)、魚崎郷(松竹梅、桜正宗など)、御影郷(白鶴、菊正宗、剣菱など)、西郷(沢の鶴、富久娘など)と五郷あり、阪神間の海岸線に沿って点在。宮水と山田錦がおいしさのポイント | 【4.西宮神社】 十日恵比寿「商売繁盛で笹もってこい」で有名になった大阪などの戎神社の総本社。鵬雲斎大宗匠が自ら献茶をしたいと申し出られる神社である。 |
【5.茶道具】 | |
《明石焼》 食べ物編:玉子たっぷりのたこ焼きをだし汁でいただきます。とろとろのふわふわ、あっちっちです。(???)
焼き物編:元は明石藩の御用窯。後に民窯となり寛永年間に野々村仁清が来て焼いたものを明石焼といいます。火襷・三島・古清水風などがあり、錆絵や呉州絵にびっくりするような名品が見られます。向付など食器も多いようです。 | 《東山焼》 江戸時代文政年間に現姫路市東山で開窯。有田系の磁器染付でやがて姫路酒井家御用窯となります。天保年間に男山に窯が移され青磁・染付・金襴手などの優品が焼かれました。本歌と見まがうような古染付桜川写し水指は著名です。 |
《淡路焼》 淡路島の三原郡稲田村で賀集a平が開窯しました。その後明治になり、作陶会社となります。a平焼ともいいます。色絵や染付けに優品が多く、赤い海老の絵の茶碗が有名です。 | 《琴浦焼》 明治34年和田九十郎が西宮大社村に開窯。次男正兄(初代桐山)が尼崎市東桜木町にうつって地名にちなみ琴浦窯と称したのが創始です。はじめは楽焼、のちに各種陶磁器を焼成し今日に至っています。当代の四代和田桐山は昭和22年生まれ。阪神支部武庫東青年部で部長としてご活躍されていました。華麗瀟洒な色絵や緋色を活かした焼締陶に独特の味があります。 |
 他にも日本六古窯のひとつ無釉焼締めの丹波焼、落ち着いた色合いが特色の三田青磁、透き通る白磁がきれいな出石焼、歴史ある有馬籠、川西能勢でできる池田炭などなど茶会などでおなじみの名産品がたくさんあります。 | |
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【6・茶道具の見られる美術館】 | |
《香雪美術館》 神戸市東灘区御影町郡家字石野285 TEL078−841−0652朝日新聞社の創設者、村山龍平(号香雪)の蒐集した東洋美術を中心に、没後40年祭を機に昭和48年開館。香雪は茶道籔内流の皆伝を受けた数寄者として知られ、茶道具全般にわたって多くの名品を所蔵している。
長次郎黒茶碗銘「古狐」の茶褐色のかせ肌や、志野矢筈口水指の柔らかい土と緋色を眺めていると心洗われます。 | 《頴川美術館》 西宮市上甲東園1−10−40 TEL0798−51−3915江戸時代より大坂で回船業を営んだ頴川家は代々実業家として知られ、先代穎川徳助が蒐集した美術工芸品の寄贈を受け昭和48年に開館。重要文化財の雲州蔵帳松平不昧公所持、長次郎赤楽茶碗銘「無一物」はあまりにも有名です。ちなみに内箱書付は古宗室仙叟です。
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《滴翠美術館》 芦屋市山芦屋町13−3 TEL0797−22−2228山口銀行の頭取を務めるなど関西財界で活躍した山口吉郎兵衛(号滴翠)の蒐集した美術品コレクションを公開すべく旧山口邸を改装して昭和39年開館。仁清色絵菊水水指の白釉の美しさは必見です。 | 《白鶴美術館》 神戸市東灘区住吉山手6−1−1 TEL078−851−6001
白鶴酒造7代嘉納治兵衛(号鶴翁)は広く美術への造詣を深め、昭和9年六甲山の麓、住吉川西岸に本館を開館。殷周時代の青銅器や唐宋明時代の陶磁器、銀器、鏡のコレクションは有名です。 |
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【その他のお国自慢】(つれづれなるままに書いてみました)
坂の町、神戸は路地にポツンポツンといい間隔で、こだわりのお店があります。夕方から夜にかけて、元町トアロードから北(山のほうです)にブラブラと歩いていくと、あちらこちらの路地裏から美味しい香り、芳ばしい香りがあふれ、五感を刺激します。その香りの中から、今夜の舞台となる、とっておきの私のお店を見つけ出すことができるでしょう。
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