会場の奥殿陣屋は、十一代玄々斎宗匠ご生誕の地でもあり、この日8月16日は送り盆でしたので、故人を偲びながら、継承をお祝いしようと工夫しました。
寄付に、伊住宗晃宗匠のお写真や、鵬雲斎大宗匠が文化勲章受章の折ご夫妻でお越しいただいた時のお写真などを飾り、"偲ぶ草"を置かせていただきました。
席中には、特に玄々斎宗匠ゆかりの地として、お好みの常磐風炉釜で、赤白両方の前瓦を使い少しでも火を遠ざけた灰形(暑い今しかできません)に。玄々斎宗匠が灰形を勉強できるように考案された意を汲み、坐忘斎御家元のもと、これからも裏千家茶道を学んでいきたいとの思いを表しました。
来席された方々にも見ていただき、私たちの気持ちをお伝えできたことを有り難く思いました。
三河支部5青年部は、それぞれ独自のカラーで運営されていますが、このような連絡会行事には一致団結、5本の矢が1本となれることを示し、若い会員に繋げる手応えも得たようです。
このリレー茶会の様子は、地元の報道機関にも好意的に受け止められ、中日新聞社には県内版で報道、CATVミクスの取材もあり、しばらくは毎日放映の予定。さまざまな方に裏千家茶道を受け入れられている心強さを感じました。
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