淡交会青年部

第1回サマーコンファレンス実行委員会


  5月25日・26日の両日、東京ドームホテルにおいて、青年部サマーコンファレンス第1回実行委員会を開催しました。 これは、7月19日〜21日に開催される本事業の実行委員となる青年部全国委員正副役員をはじめ、各ブロックの全国委員・全国委員補の代表計35名を参集したものです。
  初日、挨拶に立った木戸崇夫淡交会理事・今日庵事務局長は、「サマーコンファレンスは自他共に育ち、学ぶ場であります。 そして、その中から若いリーダーを育てると共に、全国の仲間と茶道を誇りに思う気持ちを共有し、宗家と若い青年部正会員が『心』で結ばれる場となるような事業としたい」との抱負を述べました。


木戸崇夫淡交会理事挨拶

  続いて、議長に選出された朝田善三実行委員長は、「昨年の青年部全国代表者会議でおっしゃった『世直しの尖兵たれ』という言葉は、若宗匠の想いや命が込められたものでした。 我々は、その想いをどの様に伝えるかを思い悩み、何度も試行錯誤してまいりましたが、今その具体的な形ができつつあります。 『第1回』という名のつく事業を担当するのは初めてで誇りに思うと同時に、この事業が将来につながるか否かは皆様の双肩にかかっております。 この事業のコンセプトを熟知し、ブロック、青年部が一体となって、全体に一本芯の通ったものにしていきましょう」と呼びかけました。

朝田善三実行委員長挨拶

荒井一雄副実行委員長挨拶

  また、荒井一雄副実行委員長は「昨年の『第九回裏千家青年の船』での、新しい時代に船出するのだという若宗匠の意気込みの中で、これからは、新しい事業で新しい考えを実現していくことが必要だという考えが湧きあがってこられたように思います。 その思いが形となった、『青年部ポスター』や、『青年部育成委員会』発足の延長線上に、この『サマーコンファレンス』があるとも考えられます。 このサマーコンファレンスの目的は、事業の成功も勿論ですが、魂の湧き出る人間を育てることにあると思います。 初めての事業に参加するというのは不安なものですが、その不安を私たちが払拭できるよう、この2日間の会議で多くを学び、「人を育てる」ということを皆さんで確認していきましょう」と力強く挨拶。

  その後、橋本一郎・総本部青年部部長より事業の目的や意義、実行委員会の役割などの事業概要の説明及び日程を追って各行事の詳細と部会の役割等についての説明がなされました。 また、今回は東京での開催ということで、小谷朗・裏千家東京出張所事務長より東京道場の見学の説明がありました。 各実行委員は、何としてもこの事業を成功させたいという意気込みから、協議が進むにつれ次第に白熱した議論が繰り広げられました。

  二日目は、会場下見の後、各部会に分かれての分科会を経て、分科会報告がなされました。各自、責任の重さを再認識し、残る2カ月でできることを精一杯おこなうべく気持ちを引き締めました。