青年部全国委員会  　6月9（土）・10日（日）の両日、淡交会青年部全国委員会が京都府立府民ホールアルティ、ハートンホテル京都を会場に開催されました。  　今回の会議は、平成19年度・20年度家元指導方針において、前年度より新たに加えられた「同門一体感の高揚」−支部・青年部・学校茶道、更にはお数寄者も含め繋がりを深めよう−が主なテーマとして取り上げられ、様々なプログラムが進められました。  　午後1時半から府民ホールアルティにて開催された会議には、千 宗室家元、淡交会理事の納屋宗人氏、また樫畑直尚直前委員長（和歌山支部支部長）・辻 治美直前議長、全国委員・全国委員補56名が出席。  　開会の挨拶で家元は、先ごろ考案された「座礼」にふれられ、「誰もがその人なりに楽しめるお茶があり、様々な形のお茶を受け入れられる心の広さを持っていただきたい」と語られ、「皆さん方と胸襟を開いて語り合い、私の代にふさわしい色合いや味わいを深めていきたい」と結ばれました。 宮本委員長 木戸常任理事  　その後、議長選出された宮本英光全国委員会委員長の進行により、以下の報告・指導が行われました。 ◆　「宗家・総本部報告」：木戸崇夫常任理事より ◆　「ブロック研修会出張報告」：青年部正副役員より ◆　「同門一体感の高揚について」：那須延明理事より 吉岡代表者会議議長 大樋副委員長 米澤総括幹事 井手副議長 迫田総括幹事  　続いて、青年部との連携を見つめなおす機会として、数寄者・青年部育成委員会・学校茶道指導者より各代表を招聘し、それぞれの立場から講演が行われました。  　・　数寄者の立場から：池田周弘氏（参事・大阪北支部副支部長）  　・　親支部（育成委員会）の立場から：深谷宗香氏（参事補・筑豊支部育成委員）  　・　学校茶道指導者の立場から：平栗宗貞氏（岩手支部学校茶道連絡協議会副委員長） 池田氏 深谷氏 平栗氏  　二日目はハートンホテル京都に会場を移し、以下の3項目についてグループディスカッションが行われ、各グループの代表から発表がありました。  　・　同門一体感の高揚について  　・　サマーコンファレンスについて  　・　全国大会について 國方四国ブロック長 長谷川東北副ブロック長 高橋東北ブロック長 松野東海ブロック長  　最後に、樫畑直尚直前委員長による総評、那須延明理事の主催者挨拶があり、会議は終了しました。 樫畑直前委員長 那須理事より挨拶  　また、開会に先立ち、府民ホールアルティの和室では、全国委員会正副役員による呈茶席がもたれました。家元考案の「座礼棚」を使っての設えで、会議を前に出席者一人ひとりが和やかに一碗を楽しみました。