第40回青年部全国代表者会議 第30回青年部ブロック代表者会議 |
「今、この時、青年茶人に求められるもの」 |
- 積極的な自己研鑽と会員拡大 - をテーマに |
12月8日・9日の両日、京都市東山区の都ホテルにおいて、千 宗之若宗匠理事長、伊住宗晃副理事長臨席のもと、
社団法人 茶道裏千家淡交会第40回青年部全国代表者会議、第30回青年部ブロック代表者会議を開催、またそれに先立ち青年部全国委員会を開催しました。
40回という節目を迎えた全国代表者会議で、時代に対応し、力強く飛翔する青年部の未来があらためて確認されました。 全国委員会 関根秀治淡交会専務理事の挨拶に続き、朝田善三全国委員会委員長と荒井一雄全国代表者会議議長が挨拶。朝田委員長を議長に選出した後、 『ブロック内青年部の支援策』『親子合同研修会』『青年部育成委員会設置』について協議されました。 『青年部育成委員会』は、先月開催された淡交会第98回全国総会での議案審議の冒頭、 若宗匠理事長自ら青年部の会員拡大と育成強化をはかるため提唱されたものです。 全国代表者会議 代表者会議には、全国委員・全国委員補、各ブロック長、ならびに全国373の青年部の代表者など453名が出席。 青年部綱領を力強く唱和、伊住宗晃副理事長が「日本的情緒を育む空間を大切にし、本物に触れる体験をこれからの青年部活動の中心に置いて欲しい」と挨拶。 また、朝田委員長、荒井議長の挨拶に続き、14期目を迎えるL・T(リーダーシップ・トレーナー)出向員研修修了式が席上にて執り行われ、伊住宗匠の激励のことばの後、 升田俊樹代表幹事(旭川支部大雪青年部)が御礼のことばを述べました。 若宗匠講話 ― 未来を語り、未来を創り、未来を生きよう、― 世直し運動の尖兵としての青年部 若宗匠理事長は50分に及ぶ講話で「(1)私が“青年部会員として”この青年部になすことは何か。(2)私が“青年部部長として”この青年部になすことは何か。(3)私が“青年茶人として” この青年部になすことは何か」の“青年部会員として”3点を考え、『実行』していくことの大切さを提言され、今後の青年部の指針を明確に述べられました。 また、修練・奉仕・友情、そして、会員拡大のためには、青年部の意識改革が不可欠である」と述べられました。 |
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若宗匠講話 |
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第14期L・T出向員研修修了式 |
若宗匠を囲んでL・T出向員 |
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朝田全国委員会委員長の挨拶 (代表者会議) |
荒井全国代表者会議議長の挨拶 (全国委員会) |
この後、村上利行淡交会総本部青年部部長から青年部運営活動指針が報告されました。 続いて行われたパネルディスカッションでは、パネラーに関根秀治専務理事・山下寛一郎元全国委員会委員長・池田周弘元全国委員会委員長・高木 修元全国代表者会議議長を、 また、コーディネーターを橋本一郎総本部学校茶道部部長が担当し、青年部設立の歴史と現行青年部設立から今日にいたるまでの経緯や活動、今後の青年部発展・会員拡大に向けて、 青年部OBの熱い思いが語られました。 2日目は、木戸崇夫淡交会理事・今日庵事務局長の挨拶の後、「裏千家茶道海外布教50年の軌跡」と今年6月に実施された「第9回裏千家青年の船」の記録ビデオの上映、 那須延明淡交会総本部事務局長の宗家・総本部報告へと続き、事例発表では、8青年部・2ブロックの発展・充実の方策が報告。また、波佐間清全国代表者会議直前議長から 『親支部の青年部』と題するスピーチがなされるなど、青年部の原点を語る意義あるものとなりました。 全国各地からの参加者が、それぞれの青年部で会議の成果を『実践』していくことが期待されます。 |
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青年部全国代表者会議会場風景 |
パネルディスカッション |
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L・T出向員による呈茶席 |
「和」をテーマにした入り口のオブジェ |
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京都4支部青年部連合会による呈茶席 |