宗家・総本部行事だよりへ

第30期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修
開講式・第1回研修


  平成29年2月4日(土)・5日(日)、全国の青年部会員から選抜された27名が宗家に参集し、開講式と第1回研修を行いました。
  この研修は、宗家、総本部での年間6回のプログラムを通して、次代の青年部リーダーを育成することを目的に開催しているもので、これまでの修了者は青年部をはじめ、ブロックや全国委員会で活躍しています。

  4日午後から茶道会館で行われた開講式には千 宗室家元が出席。家元は挨拶の中で「いつもこの開講式では、皆さんに『師匠や先輩、後輩からの期待など背負ってきたものを一度ここで降ろしてください』と申します。皆さんも一旦荷物を降ろして、空っぽの状態で1年間の研修に臨み、たくさんのことを吸収してください」と出向員に励ましの言葉を贈られました。




  今期出向員を代表して南 早織君(京都南青年部)に委嘱状が交付され、片岡裕一君(浜松青年部)が誓いのことばを述べました。






  その後、宗家拝観と呈茶、そして裏千家学園に会場を移し講義研修を行いました。
  講義1は、関根秀治淡交会副理事長が「御家元指導方針について」と題し担当。青春とは、青年とは何かからはじまり、淡交会での「御家元指導方針」の位置付けと各項目についての説明がなされました。




  続く講義2では、木戸崇夫淡交会専務理事が「淡交会について」と題して担当。青年部役員必携をもとに淡交会の組織や活動について説明がなされました。




  翌5日は大徳寺金毛閣と聚光院の拝観、利休居士墓参の後、裏千家学園に戻り3分間スピーチを行いました。
  スピーチでは、「自分の引き出しを増やして、それを青年部の皆にも伝えたい」、「全国の仲間と絆を結びたい」、「自分に合ったリーダーのあり方を見つけたい」、「1年間何事にも意欲を持って取り組みたい」など、出向員それぞれが自己紹介と併せて1年間の抱負を述べました。






  最後に、長谷川義翁総本部事務局長による総評で閉会しました。




  今期の研修は、単独研修と7月開催の「第50回青年研修会」の受講等を経て、12月の全国代表者会議での呈茶席担当と修了式まで全6回を予定しています。




<第30期L・T出向員 27名> (敬称略)