宗家・総本部行事だよりへ

第29期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員
第6回研修


  平成28年12月2日(金)・3日(土)の両日、淡交会青年部リーダーシップ・トレーナー出向員研修の第6回研修が裏千家学園とANAクラウンプラザホテル京都で実施しました。

  L・T出向員研修は、全国の青年部会員の中から選抜されたメンバーが年間6回宗家・総本部に出向し、青年部の次代を担うリーダーとなるべく研修を行うもので、今回はその総括となる最終研修でした。

  1日目は、関根秀治淡交会副理事長が挨拶に続いて、「リーダーとは何か」と題して講義を担当。リーダーとして必要な心の持ち方について説かれた後、「リーダーには自分自身の価値観や信条を持つことが大切ではないでしょうか。新しきもの、高きものなどにぶつかったときは、強い信念と勇気を持って進んでいただきたいと思います」と出向員を激励されました。




  続いて、一年間の研修を振り返って3分間スピーチを行いました。「受け身で教えてもらうだけでなく、自分で考え行動する大切さを学んだ」、「先生方から顔つきが変わったと誉められた」、「研修や、仲間たちから学んだことを今後の青年部活動に活かしたい」など出向員それぞれが感じた研修の成果と今後の抱負を述べました。





  1日目の最後には、長谷川義翁淡交会総本部事務局長より1年間の研修を通じた総評があり、プログラムは終了しました。




  2日目は、ANAクラウンプラザホテル京都にて「青年部第55回全国代表者会議・第46回ブロック代表者会議」の呈茶席を担当しました。
  今回の呈茶席は『還る』をテーマとして取り組みました。
  初心に還る、基本に還るという気持ちだけでなく、東北や熊本に限らず、自然災害に遭われた方が、一日でも早く元の生活に還ることを祈って設えがなされました。出向員自らが作陶したお茶碗で参加者をもてなし、また、呈茶席入口のスペースには1年間の活動報告が展示され、充実した研修内容が報告されました。






  その後、全国代表者会議の席上で、一年間の研修を締め括る修了式が執り行われました。奈蔵功宗代表幹事(東京第六東青年部)が謝辞を述べ、千 宗室家元より励ましの言葉がかけられました。




  第29期出向員34名のこれからの活躍を期待します。