宗家・総本部行事だよりへ

第29期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修
開講式・第1回研修


  平成28年2月6日(土)・7日(日)、全国の青年部会員から選抜された34名が宗家に参集し、開講式と第1回研修を行いました。
  この研修は、宗家、総本部での年間6回のプログラムを通して、次代の青年部リーダーを育成することを目的に開催しているもので、これまでに青年部をはじめ、ブロックや全国委員会に多くの人材を輩出しています。

  6日午後から茶道会館で行われた開講式には千 宗室家元が出席。家元は挨拶の中で「リーダーという言葉は皆さんにとって大変重たく感じられることと思いますが、この研修は皆さんの引き出しの風通しを良くするためのものです。気を楽に持って、自らの器を広げるための糧にしてください」と出向員に励ましの言葉を贈られました。




  今期出向員を代表して大村倫代君(尾道青年部)に委嘱状が交付され、渡邊慶太君(横浜青年部)が誓いのことばを述べました。






  その後、宗家拝観と呈茶、更には裏千家学園に会場を移し講義研修を行いました。
  講義1は、関根秀治淡交会副理事長が「御家元指導方針について」と題し担当。淡交会青年部の不可欠な要素として、論語の事例を交えながら「家元指導方針」の各項目について説明がなされました。






  続く講義2では、木戸崇夫淡交会専務理事が「淡交会について」と題して担当。資料をもとに淡交会の組織や活動について説明がなされました。「淡交会の基本を学ぶことは、これからの活動に必ず役立ちます」と激励の言葉がありました。




  翌7日は大徳寺金毛閣と聚光院の拝観、利休居士墓参の後、裏千家学園に戻り3分間スピーチを行いました。
  スピーチでは、「将来お茶を多くの方と分かち合っていくための礎としたい」「研修の成果を青年部に持ち帰りたい」「自分の心と向き合う機会にしたい」「どんなリーダーになれるか模索していきたい」など、出向員それぞれが自己紹介と併せて1年間の抱負を述べました。






  最後に、長谷川義翁総本部事務局長による総評で閉会しました。




  今期の研修は、3月開催の「第49回青年研修会」の受講や6月の「青年部ナショナルコンファレンス2016inいわき」への参加等を経て、12月の全国代表者会議での呈茶席担当と修了式まで全6回を予定しています。






<第29期L・T出向員 34名> (敬称略)