宗家・総本部行事だよりへ

第27期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修
第6回研修


  平成26年12月5日(金)・6日(土)の両日、淡交会青年部リーダーシップ・トレーナー出向員研修の第6回研修が裏千家学園・リーガロイヤルホテル京都で実施されました。

  L・T出向員研修は、全国の青年部会員の中から選抜されたメンバーが年間6回宗家・総本部に出向し、青年部の次代を担うリーダーとなるべく研修を行うもので、今回はその総括となる最終研修でした。

  1日目は、関根秀治淡交会副理事長が「リーダーとは何か」と題して講義を担当。リーダーにとって大切なことは“情熱”であると説かれた上で、末次一郎氏の「五省」や土光敏夫氏のことばを引用しながら、「“情熱”をもって周りの“共鳴”を得ることが出来るリーダーになっていただきたい」と出向員を激励されました。




  続いて、一年間の研修を振り返って3分間スピーチを行いました。「全国に心強い仲間ができた」、「研修で学んだ成果を青年部活動に活かしたい」、「研修を受講する中で自分が青年部を引っ張っていくことを意識するようになった」など研修の成果と今後の抱負をそれぞれが述べました。








  1日目の最後には、長谷川義翁淡交会総本部事務局長より1年間の研修を通じた総評があり、プログラムは終了しました。

  2日目は、リーガロイヤルホテル京都にて「第53回全国代表者会議・第43回ブロック代表者会議」の呈茶席を担当しました。

  今回の呈茶席は『真帆(まほ)<順風を浮けていっぱいに張った帆>』をテーマとして設えがなされました。
  この研修を終えると、それぞれの青年部にて新たな船出を迎える今期出向員は、リーダーとして平素の準備を怠らず、茶道の良さを広げたいとの思いを表現しました。
  また、呈茶席入口のスペースにはこれまでの研修内容をまとめた冊子や自主研修で作った唐津焼の茶碗等が展示され、1年間の充実した研修内容が報告されました。










  その後、全国代表者会議の席上で、一年間の研修を締め括る修了式が執り行われました。井上公之代表幹事(唐津青年部)が謝辞を述べ、千宗室家元より励ましの言葉がかけられました。




  第27期出向員33名のこれからの活躍を期待します。