宗家・総本部行事だよりへ

第26期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修
第5回研修


  11月2日(土)・3日(日)の両日、淡交会青年部リーダーシップ・トレーナー出向員研修の第5回研修が裏千家学園・宗家施設内で実施されました。

  今回の研修は「裏千家の諸活動について」の理解を深めることを目的として日程が組まれました。

  第1日目は、木戸崇夫淡交会常任理事が主催者挨拶に続いて「裏千家と学校茶道」のテーマで講義研修を担当。明治のはじめに学校茶道が始まった背景や拡がりについて、歴代宗匠の功績とともに解説がありました。また、全国の教授者の惜しみない指導と組織的な活動によって支えられている学校茶道の現状について報告され、更なる青年部との連携の重要性が強調されました。




  続いて、パスト全国委員の辻 宗治氏(岐阜支部副幹事長)を講師に迎え、「学校茶道と青年部」と題しお話いただきました。
  ご自身が青年部時代に行った学校茶道との連携行事についてのエピソードや、実際の茶道指導を通じて気づいたことなどが紹介されました。出向員は、青年茶人として活動するにあたってのヒントやアドバイスなど多くの学びを得ました。




  続いて、茶道会館にてICI(International Chado Institute)の稽古見学とディスカッションを行いました。
  宗家で学ぶ外国の方々との意見交換や、真摯に稽古に取り組む姿は印象的で、広く門戸が開かれた裏千家茶道を体感するとともに、茶道の良さを再確認する機会となりました。


稽古見学 ディスカッション

  2日目は、裏千家学園において染山宗江氏(淡交会参事・東京第一東支部副幹事長)を講師に迎え、「親から青年部への期待と親子の仕え合いについて」と題しお話いただきました。
  茶道教授者として、また支部役員として、永年青年部とかかわってこられた数々の体験談を通して、青年部の魅力、親支部とどのように向き合えばよいかなど、愛情を込めて語られる染山講師のお話に、出向員は引き込まれていきました。




  その後、これまでの研修を振り返って作文に取り組みました。




  作文終了後、12月の青年部全国代表者会議で担当する呈茶席のミーティングを行いました。




  最終の第6回研修では、12月7日(土)グランドプリンスホテル京都において開催される第52回全国代表者会議の呈茶席を担当し、同会議の席上にて修了式を行う予定です。