宗家・総本部行事だよりへ

第25期 リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修
第5回研修


  10月13日(土)・14日(日)の両日、リーダーシップ・トレーナー出向員研修の第5回研修が裏千家学園・宗家施設内で実施されました。

  第1日目は、関根秀治淡交会副理事長が主催者挨拶に続き「リーダーの姿」のテーマで講義を担当。茶の古典を紐解きながらリーダーのあるべき姿を説くとともに、人として青年茶人として、あらゆるものに真摯に向きあい学んでいくことの大切さを示されました。また土光敏夫氏や末次一郎氏のことばを引用、リーダーは信念や情熱を持って活動することが重要であると締めくくられました。




  続く模擬青年部では、合併後の会員規模による4つの青年部を作り、夫々に設定された条件に基づくシミュレーションを行いました。各グループで青年部内の役割を担当し、新体制移行後に予想される課題について協議を行いました。






  第2日目、大徳寺龍泉庵 松濤諦雲住職のご指導により、座禅を体験しました。
  心の有り様や、常に平常心を保つことの大切さなど、禅の教えを基礎から分かり易く説かれました。




  続くOB講演は、パスト全国委員の北野宗道氏(淡交会特別参事、滋賀支部参与、第7期・第8期青年部全国委員会副委員長)を講師に迎え、「青年茶人として」と題しお話しいただきました。人間関係が希薄になったり、社会状況が困難な今こそ茶道を生かす時であると説かれ、ご自身の経験を元にリーダーとして必要なもの、歩むべき道しるべを示されました。




  講義終了後、12月の青年部全国代表者会議で担当する呈茶席についてのミーティングを持ちました。1年間の研修の集大成の場として、25期らしい創意・工夫の席作りが期待されます。




  最後に、野口耕一組織部部長の挨拶で第5回研修を締めくくりました。

  最終の第6回研修では、12月15日(土)京都全日空ホテルにおいて開催される第51回全国代表者会議の呈茶席を担当し、同会議の席上にて修了式を行う予定です。