宗家・総本部行事だよりへ

第23期 リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修
第5回研修


  9月11日(土)・12日(日)の両日、淡交会青年部の第23期リーダーシップ・トレーナー出向員研修の第5回研修を裏千家学園で実施しました。

  第1日目の講義では、木戸崇夫 常任理事が「裏千家と学校茶道」と題し、学校茶道の歴史的経緯や全国での取り組み状況を解説。今日の学校茶道の隆盛が歴代家元の力入れ、その意を受けられた現場の教授者のご努力によるものであること。また、今後はより一層青年部と学校茶道の連携が大切になってくることが示されました。


  続くOB講演1では、パスト全国委員の原 昌三氏が「青年部活動について」と題して講演。単位青年部やブロック、全国委員会と様々な機会に役員をつとめられ、そこで培われた経験をもとに、青年部の在り方やリーダーに求められる資質、青年部活動との向き合い方などが説かれました。


  続くグループディスカッションでは、6つのグループに分かれ、「理想の青年部」をテーマに話し合いを行いました。


  第2日目は、まず、「L・T研修を振返って」と題して作文に取り組みました。各人が講義や実習など、これまでの研修により学び、感じたことをまとめました。


  続くOB講演2は「青年茶人として」と題し、パスト全国委員 森田宗圓氏(淡交会参事・奈良支部参与)による講義が行なわれました。茶道の持つ精神性の解説を端緒に、茶席の掛物を青年部活動になぞらえて説かれ、青年部世代にしかできないことに取り組むことの大切さを示されました。


  講演後は、12月の全国代表者会議で担当する呈茶席についてミーティングを持ち、席作りについて話し合いました。1年間の研修の集大成の場として、創意と工夫の席作りが期待されます。


  次回、最終の第6回研修は講義研修に続いて、12月4日、5日リーガロイヤルホテル京都において開催される第48回全国代表者会議の呈茶席を担当し、同会議の席上にて修了式を行う予定です。