宗家・総本部行事だよりへ

第23期 リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修
第 3 回 研 修


  6月12日(土)・13日(日)の両日、淡交会青年部の第23期リーダーシップ・トレーナー出向員研修の第3回研修を裏千家学園で実施しました。

  第1日目の講義Tでは、橋本一郎事務局次長が「青年部について」と題し、論語にみる師弟関係を引用しながら青年部会員のあるべき姿をわかり易く解説。また、リーダーとしての自覚や役割についての解説が行われました。


  続く講義Uでは、木戸崇夫裏千家事務局長(淡交会常任理事)が「リーダーについて」と題して、その心構えなど自身の体験談を交えながら語りかけ、将来の青年部リーダーを目指す出向員たちへの指針を示されました。


  続く模擬青年部では、出向員を3つのグループに分け、夫々事前に設定された条件に基づくシミュレーション協議を行いました。
  まず、各グループごとに部長・総括幹事・運営幹事・委員長などの役割を決めました。そして、各青年部が抱える課題として、「行事が多過ぎて自分達のやりたい活動ができない」「行事がマンネリ化して参加率が低下している」「会員が減少して行事が計画実行できない」を挙げ、夫々の解決策を視野に入れた行事計画についての協議を行いました。

  第2日目は、その協議内容と解決策の発表が行われました。3つのグループに分かれて協議した内容を発表する形も三者三様で、夫々に個性が感じられ、また設定された条件を踏まえた良き解決策がまとめられていました。



  発表後、辻治美パスト全国委員、橋本一郎事務局次長から細やかなアドバイスがあり、このシミュレーション協議を通じて今後の青年部活動の良きヒントとすることができたようです。

  OB講演は、パスト全国委員の辻治美氏が講師を務め、「青年部リーダーの役割」と題し自身の青年部での体験談を中心に講演。茶道をはじめてから青年部のトップリーダーとなるまでの人との出会い、青年部活動を通して得た多くの宝物など数々の青年部の魅力について語られ、今期L・T出向員メンバーが素晴らしき青年部を実感されるよう祈っていますと結ばれました。


  その後、最終第6回研修で担当する全国代表者会議の呈茶席についてミーティングを行いテーマや方向性について話し合いました。


  次回第4回研修は、7月18日開催の「第43回 裏千家青年研修会」の受講を予定しています。