宗家・総本部行事だよりへ

第22期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修
第5回研修


  10月17日(土)・18日(日)、裏千家学園をメイン会場に「リーダーシップ・トレーナー出向員研修」(第22期)の第5回研修が行われました。

  1日目、午後1時からの開会式には裏千家事務総長 関根秀治淡交会副理事長、総本部事務局次長 橋本一郎組織部部長が出席。橋本局次長が主催者挨拶。
  続いて関根秀治副理事長が「裏千家と学校茶道について」と題して講義を行い、裏千家が学校茶道に取り組んできた経緯や茶道の持つ教育効果、重要性などが説かれ、青年部としてもこどもたちへの普及につとめてほしいと結ばれました。




  1日目の最後に開館30周年記念秋季特別展「わび茶の誕生−珠光から利休まで−」展を学芸員の解説により見学。また、呈茶席で一服を味わいました。




  2日目、大徳寺龍泉庵 松濤諦雲住職を講師にお迎えし、裏千家センター内虚心庵にて坐禅を体験しました。禅について、心のありようなど初心者にも丁寧に解説されました。




  続く講演では、北野宗道パスト全国委員(淡交会特別参事・滋賀支部参与)を講師に迎え、「今こそ茶道の生きる時」と題してお話しいただきました。世の中が困難な時ほど茶道は新たな支持を得、人々の心のよりどころとしての役割をになうようになることや、青年部に在籍して、また、教授者となって感じたことなど、長年の経験で培ってこられた茶道とのかかわり方が述べられ、青年茶人の心に沁み入る講義となりました。




  また、この他に「L・T研修を振返って」と題した作文に取り組んだり、12月の代表者会議呈茶席に向けてのミーティングが行われました。




  最後に、野口耕一組織部次長の挨拶で第5回研修が閉会しました。

 次回12月4・5日開催の第6回研修では、グランドプリンスホテル京都において全国代表者会議の呈茶席を担当。同会議の席上修了式を行う予定です。