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第20期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修
第5回研修


  9月8日(土)・9日(日)の両日、淡交会青年部の次代のリーダーを養成する「リーダーシップ・トレーナー出向員研修」の第5回研修を裏千家学園を会場に実施しました。

  開会式には木戸崇夫淡交会常任理事、那須延明淡交会理事が出席。主催者挨拶に続いて木戸崇夫常任理事による講義Tが行われました。
「青年茶道人とリーダーについて」と題した講義では、青年茶人として誰もが楽しく活動できる環境づくりを心掛ける心配りとともに、リーダーとして普段から一つ一つの活動を大切にしていくことの重要性が説かれました。


  続く講義Uは「学校茶道の現状と連携について」と題し、松浦正義組織部課長が担当。全国各地で広く学ばれている学校茶道の紹介として、裏千家歴代宗匠の尽力がなされた歴史から教育効果など幅広く解説がありました。また、学校茶道の教育効果をもとに青年部との連携を図るためのヒントとして、行政や地域社会との関わり方、実際に行われている活動事例の紹介も行われました。

  続く模擬青年部の時間は、直前の学校茶道に関する講義を受けて、青年部と学校茶道との連携行事案をグループに分かれて作成。出来上がった行事案の発表を工夫や注意点などを交えて行いました。



  二日目の講義Vでは、「宗旦居士三百五十年忌によせて」と題し、谷端昭夫氏(裏千家学園講師・事務長)の講義がありました。本年没後三百五十年を迎える宗旦居士について、茶の湯のはじまりから三千家の成立など時代背景を交えて平易な解説がなされ、その人物像や功績について学びました。


  講義後は12月の最終研修で担当する全国代表者会議の呈茶席についてミーティングを開き、席作りについて話し合いました。1年間の研修の集大成の場として、創意と工夫の席作りが期待されます。


  最後に、那須延明淡交会理事の総評があり、第5回研修は終了しました。


  次回20期L・T最終の第6回研修は講義研修に続いて、12月7日、8日グランドプリンスホテル京都において開催される第45回全国代表者会議の呈茶席を担当し、同会議の席上にて修了式を行う予定です。