青年部トップページへ

宗家・総本部行事だよりへ

第20期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修
第3回研修


  6月2日(土)・3日(日)、初夏の爽やかな日差しのなか、裏千家学園をメイン会場に「リーダーシップ・トレーナー出向員研修」(第20期)の第3回研修が行われました。
  1日目、開会式には関根秀治淡交会副理事長、那須延明淡交会理事が出席。主催者挨拶で、関根副理事長は、宗旦居士の道歌を修道の到達すべき境地として示され、その一歩として「2日間の研修で何かを掴み、持ち帰っていただきたい」と出向員30名を激励しました。



  最初の講義は外村組織部課長による「『同門一体感の高揚』の実践について」。本年度より新たに加えられた家元指導方針について、各地の青年部が積極的に取り組んでいる事例を挙げながら、その重要性を説かれました。

  続く講義Uでは、辻 治美直前議長を講師に迎え、「昔も今も、青年部は魅力的―愛される青年部を目指して―」と題してお話しいただきました。茶道との出会い、青年部活動から得た宝物、卒業して気付いたことなど、豊かな経験から引き出される言葉には、「愛される青年部」になるためのヒントが散りばめられ、出向員は熱心にノートを取りながら聞き入っていました。



  講義終了後、辻講師とともに茶道資料館を見学。呈茶席でほっと一息ついた後、学芸員の解説とともに展示室を回りました。



  翌3日(日)は、裏千家センター内虚心庵でスタート。大徳寺龍泉庵の松濤諦雲住職による手ほどきを受け、凛とした空気のなか、坐禅を体験しました。



  会場を裏千家学園に移して、自己開発プログラムへ。折紙など身近な小道具を活用したゲームを通して、コミュニケーションの難しさやそれを克服するための工夫、課題の解決方法を探りました。時に意表をつくコメントが発表され、笑い声が響く和やかな雰囲気のなかで、リーダーが担う役割を考える良い機会となりました。





  また、12月の代表者会議呈茶席に向けてのミーティングが行われ、菅原淳代表幹事を中心に、茶席のテーマ、担当分けなどについて意見を出し合いました。



  その後、第20期の研修も折り返し地点を迎えたことで、それぞれに前半を振り返り、2日間の研修プログラムは終了。那須延明淡交会理事の挨拶で、第3回研修が閉会しました。




  次回第4回研修は、7月に開催される「第40回裏千家青年講習会」の受講を予定しています。