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第19期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修
第6回研修


  青年部「リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修」(第19期)の第6回研修を12月1・2日の両日開催しました。L・T出向員制度は、全国の青年部会員の中から選抜されたメンバーが年間6回宗家・総本部に出向し、青年部の次代を担うリーダー養成を目的に研修プログラムを受講するもので、今回はその締めくくりとなる最終研修となりました。

開会式では木戸崇夫裏千家事務局長より「6回の研修を振り返り、仲間とともに学んだ成果を地元に持ち帰り活かしていただきたい」と挨拶があり、早速研修に入りました。


木戸事務局長


まず、出向員はこれまで5回の研修を振り返り、「今後の青年部活動」と題して3分間スピーチを順に行いました。スピーチでは「研修を通して、青年部のことをまだまだ知らないことがたくさんあったので、これからの青年部活動に活かして行きたい」、「この研修で全国の会員と交流を深め、青年部の楽しさを実感した。リーダーとしてその楽しさを会員に伝えていきたいと感じた」、など、それぞれから今後の青年部活動への抱負が語られました。




続く講義を、関根秀治裏千家事務総長が担当。組織の運営には設立理念及び目的を再確認し、具現化していくことが重要であると説かれました。また、次代のリーダーとしての活躍が期待される出向員に対し、故・末次一郎氏の「五省」を引いて青年部リーダーとしての心構えが示されました。


関根事務総長


最後に那須延明淡交会理事より1年間の研修を締めくくって総評が述べられ、研修プログラムは終了しました。


那須理事





  二日目は、京都宝ヶ池プリンスホテルにおいて「青年部部長予定者研修会」の呈茶席を担当しました。準備はこれまでの研修の合間をぬって進められてきましたが、青年部会員らしい様々なアイデアが出され、31名の想いが凝縮されたものとなりました。
  席はこれまで茶の道に導いてくださった方々への感謝の気持ちをこめて、19期にちなんで「和 〜行く(19)道・来た道・感謝の心〜」をテーマに、陰陽五行を五つの庭に表現し、参加者の皆さんと語り合いながら、和やかなひと時を感じていただける空間として設えがなされました。




  『19』をハート型(感謝の気持ち)にデザイン化したものを出向員が絵付けした数茶碗やオリジナルのお菓子など、随所に工夫がなされ、参加者にはたいへん好評でした。


呈茶席


  その後、部長予定者研修会の席上、一年間の研修を締めくくる修了式が挙行され、その中で、石井宗孝代表幹事(小田原支部青霄青年部)より6回の研修を振り返り謝辞が述べられました。これを受け坐忘斎家元からは「この研修を通じて感じた熱い思いを忘れることなく、これからの青年部活動に励んでください」と激励が送られました。


修了式


  今期の出向員には来期から早速青年部部長としてリーダーを努めるものもあり、それぞれが研修で学んだことを全国各地で実践していくことになります。第19期出向員31名のこれからの活躍を期待します。


集合写真