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第18期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修
開講式・第1回研修


  裏千家淡交会青年部「リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修」(第18期)の開講式並びに第1回研修が2月19日(土)・20日(日)の両日、宗家茶道会館他で行われました。
  今年で18期目を向かえるこのL・T出向員研修は、全国の青年部会員の中から宗家・総本部に年間6回出向して研修を行う制度で、青年部の次代を担うリーダーを養成することを目的としています。




  19日 午後1時より、茶道会館にて開講式が行われました。主催者挨拶として那須延明淡交会理事よりL・T研修制度の果たす役割の重要性が説かれ、1年間の研修への励ましの言葉が送られました。また、今期30名の出向員を代表して新潟支部とき青年部の阿部美栄子さんに委嘱書が交付され、佐世保支部弓張青年部の白石英司さんが誓いのことばを述べました。




  出向員は開講式に続いて、利休御祖堂参拝と宗家茶室を拝観。その後、ザ・パレスサイドホテルに会場を移して講義研修を受けました。

  講義Tは「淡交会と青年部について」と題して橋本一郎青年部部長が担当。公益法人としての青年部の役割やリーダーの在り方などに関し理解を深めました。




  「続く講義Uでは「L・T出向員に求められるもの」と題し、パスト全国委員 森田宗圓氏(淡交会参事・奈良支部幹事長)による講義が行なわれました。森田講師は「ことば」の中にある'相(すがた)'を譬え、物事の本質を捉えることの意味を説かれ、青年部世代のうちに学ぶことの大切さ、青年茶人としてのあるべき相に言及されました。また、世阿弥が著した「風姿花伝」のことばを引用され、宗家の膝元での研修を活かし「時分の花」を咲かせて欲しいと締めくくられました。




  翌20日は、大徳寺聚光院の拝観、利休居士の墓参を済ませ、ザ・パレスサイドホテルへ移動。自己紹介を含めた3分間スピーチに挑戦し、青年部活動への思いや研修への抱負を30名それぞれの言葉で語りました。




  今後、出向員たちには、単独研修のほか、6月の『第38回裏千家青年講習会』を受講、7月の『青年部第2回サマーコンファレンス』参加を経て、12月の全国代表者会議呈茶・修了式まで、全6回の研修が予定されています。