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第16期 リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員第2回研修


  淡交会青年部「リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修」(第16期)の第2回研修を4月19日(土)・20日(日)の両日、裏千家学園を会場に行いました。L・T出向員制度は、青年部の次代を担うリーダー養成を目的に、全国の青年部会員の中から選抜されたメンバーが年間6回宗家・総本部に出向し、研修を受講するもので、今回はその2回目となります。

  開会式には 木戸崇夫常任理事・淡交会事務局長が出席。出向員に感謝の心を忘れず研修に臨んでくださいと激励。続く、講義Tでは 関根秀治淡交会専務理事が組織論を通して淡交会や淡交会青年部の意義・目的、また活動のあり方を指導。次代を担うリーダーとしての心構えを学びました。




  つづいて、研修として「青年部実務について」を 野口耕一青年部課長が解説。『青年部役員必携』をもとに実務の基本を学びました。
  また、茶道資料館で展観中の『茶の湯の消息』展を見学。呈茶席で一服を味わったほか、夕食懇親会で交流と結束をはかりました。







  2日目、第7代青年部全国委員会委員長 山下寛一郎氏((株)清昌堂やました社長)を講師に迎え、「お茶をたのしもう」と題した講義を行ないました。青年部の先輩として、淡交会の下部組織としての青年部の役割や青年部活動の喜びに関する話を中心に、青年茶人として、人との出会いや交流を大切にしてほしいと激励がありました。




  その後、複数のグループに別れ、それぞれが選んだ「お月見」「祭り」「年忘れ」などのテーマに基づいた"空想茶会"を体験。松平不昧公の「客は亭主の心になってもてなされ、亭主は客の心になってもてなすことが大切である」という教えをふまえ、「もてなし・もてなされ上手になろう!」を目標に茶会の趣向や取り合わせを考えました。




  まとめとして講師からは、趣向も取り合わせもそれ自体が目的ではなく客をもてなすためのものであり、手段と目的を取り違えないようにとのアドバイスがありました。
  さらに、茶席での客としての振る舞いにも貴重な示唆を得た講義でした。

  2月の開講以来久しぶりに顔を合わせた28名の出向員は、充実した研修の時を過ごす中で一層結束を固め、再会を期してそれぞれ帰途につきました。

    次回第3回研修は6月21・22日に予定されています。