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第20回裏千家ジュニア指導員養成講座
〜日本全国より106名が受講〜


  5月14日から16日までの3日間、三重県伊勢市の(財)修養団・伊勢青少年研修センターにおいて第20回裏千家ジュニア指導員養成講座を開催し、全国から青年部会員106名(第17期L・T出向員30名を含む)が参加しました。


(財)修養団・伊勢青少年研修センター


  淡交会青年部では、社会教育活動の一環として"こどもたちへのアプローチ事業"に取り組んでおり、中でも各ブロックにて実施している"少年少女ジャンボリー"は、茶道を通じて日本人としての心やマナーを伝え、こどもたちの健全育成に寄与するための事業として高い評価を得ています。本講座はその"少年少女ジャンボリー"の指導者を養成するために隔年開催しています。

  参加者は2泊3日の日程で、キャンプの実施方法や野外活動のノウハウ、レクリエーションの楽しみ方など、多彩なカリキュラムに取り組みました。


講師陣 中山靖雄氏((財)修養団伊勢道場長・淡交会定期巡回講師)
竹内正照氏(日本キャンプ協会公認キャンプディレクター1級)
森下克徳氏(日本キャンプ協会公認キャンプディレクター1級)
丹羽俊和氏(日本レクリエーション協会公認コーディネーター)
佐田野いすず氏(日本キャンプ協会公認インストラクター)





5月14日(金)−第1日−


木戸常任理事より挨拶


  午後2時より開講式が行われ、木戸崇夫淡交会常任理事より挨拶と本事業の趣旨説明がありました。続いて、橋本一郎総本部青年部部長が『淡交会青年部について』と題して講義。オリエンテーションの後、(財)修養団伊勢道場長・中山靖雄講師の講義が大講堂にて行われました。参加者は、中山講師の人柄に触れ、人としてのあるべき姿など、次々と繰り広げられる笑いあり涙ありの中山節に聞き入り大きな感銘を受けていました。


中山靖雄講師の講義


  その後、竹内・森下両講師による「キャンプの歴史」、「キャンプの特性」、「キャンプの運営・計画・評価」、「キャンプカウンセリング」の講義では、野外活動を実践・指導するための方法を基礎から学びました。
午後10時までの長時間に及ぶ講義スケジュールとなりましたが、講師陣の快活かつ丁寧な指導に参加者は引き込まれていきました。


竹内講師 森下講師





5月15日(土)−第2日−

  午前6時に起床、修養団講師補・寺岡賢氏の案内により午前7時より神宮(内宮)を特別参拝しました。


参拝について説明を受ける参加者


  また、参拝終了後には、鳥居前町のおはらい町にある左王舎(NPO法人五十鈴塾)にて、地元東海ブロックによる呈茶席が設けられ、参加者は一碗を喫しひと時を楽しみました。


東海ブロックによる呈茶席


  いよいよ実習がスタート。前日の講義を踏まえ「自然観察」、「野外料理」、「ロープワーク」、「キャンプファイアー」を自ら体験しながら学んでいきました。


開放感ある野外での
調理風景





  2日目の講義終了後、研修センターロビーにて第17期L・T出向員による呈茶席が設けられました。「五感で楽しむ和み・癒しの世界」をテーマに席を設え、坐忘斎家元考案の"TEA・BAG"を用いて気軽に楽しめるお茶を実践していました。


呈茶風景





5月16日(日)−第3日−

  午前の「環境教育プログラム」では、身近な環境でできるゲームを例に、自然にふれあい・親しみながら体験するプログラムを学び、講義スケジュールはすべて終了。

  本講座は(社)日本キャンプ協会の認定プログラムとなっており、キャンプインストラクター資格取得のための筆記テストが行われました。

  最終日の閉講式では、木戸常任理事より参加者を代表して郡司文仁氏(全国委員・関東第二ブロック長)に修了証が授与されました。また、(社)日本キャンプ協会公認キャンプインストラクターを申請するための「指導実習」終了証明書も併せて竹内講師より授与されました。


テストに挑む参加者 修了証授与


  2泊3日の研修を終えた参加者には、それぞれ地元のブロック・青年部が主管する"少年少女ジャンボリー"での活躍が期待されます。


参加者全員が集合して


10班に分かれて研修

1班 2班 3班


4班 5班


6班 7班 8班


9班 10班