第2期「師匠を持たない人のための稽古場」開講!


  「師匠を持たない人のための稽古場」は、師匠のやむなき事情による稽古場の閉鎖や転居等により、稽古を中断せざるを得なくなった方を対象に、新たな師匠を探すまでの間、継続してお茶を学ぶことができる教場として創設。(第2期募集要項

  平成22年4月10日(土)、宝塚大学 東京新宿キャンパス 茶室「心田庵(しんでんあん)」において、第2期 開講式が執り行われました。

  開講式では、淡交会総本部 橋本一郎事務局次長より 「師匠の何らかの事情によりお稽古を継続できなくなった方達に新しい師との出会いを作って差し上げたいという大宗匠、お家元の思いを具体化する事業として昨年から開講し、20数名の方が新たな師のもとへ進む事になりました」と開講の挨拶。また、生涯を貫く志を持ち、学ぶことの大切さを江戸時代の儒学者佐藤一斎の「言志四録」より引用し、これから始まる1年間の修道を激励しました。


鵬雲斎大宗匠揮毫「心田庵」 「ことば」「利休道歌」唱和


橋本事務局次長挨拶


  続いて、この4月に就任され、来賓として出席いただいた同大学杉本良一事務長は、自己紹介と就任の挨拶。最後に、3名の講師を代表して、淡交会東京第三東支部 渡邉宗慧幹事長が「皆様方には一からお茶を学びなおす機会を得たのですから、気持ちを新たに初心に帰ってお勉強なさってください。私共講師も気持ちよく稽古が出来るように務めます」と講師挨拶を述べました。


杉本事務長挨拶


  その後、八畳・六畳・立礼席の3ヵ所に分かれて、第一回目の稽古に入りました。
  午前・午後のコース、併せて34名が受講します。


基本(初炭手前) 七事式(貴人清次花月)


平点前(薄茶) 立礼(薄茶)