第1期「師匠を持たない人のための稽古場」開講!


  このたび、師匠のやむなき事情による稽古場の閉鎖や転居等により、稽古を中断せざるを得なくなった方を対象に、新たな師匠を探すまでの間、継続してお茶を学ぶことができる教場を創設。
  平成21年4月11日(土)、宝塚造形芸術大学東京新宿キャンパス「心田庵」において、期間を1年間とする「師匠を持たない人のための稽古場」開講式が執り行われました。
  開講式では、淡交会総本部 橋本一郎事務局次長より「師匠の何らかの事情によりお稽古を継続できなくなった方達のために稽古場を提供し、そこで新しい師との出会いを作って差し上げたいという大宗匠、お家元の思いを具体化する事業として開講することになりました」と開講の挨拶。


鵬雲斎大宗匠揮毫「心田庵」 橋本事務局次長挨拶(左奥)


  続いて、来賓として出席いただいた同大学今里光明事務長からは「鵬雲斎大宗匠様のご指導で立派な茶室を造ることができ、またご活用いただく今回の事業の開講を大変に喜んでおります」と挨拶。最後に、3名の講師を代表して淡交会参事秋山宗和氏が「皆様方には、初心に帰ってお茶を学びなおす機会となるよう私共講師も精一杯務めます」と講師挨拶を述べました。


今里事務長挨拶(右) 講師代表挨拶(正面)


  その後、八畳・六畳・立礼席の3ヵ所に分かれて、第一回目の稽古に入りました。
午前・午後のコース、併せて36名が受講します。


七事式(炭付花月)


平点前(薄茶) 立礼(初炭)