裏千家淡交会「出雲のつどい」

  天高き青空に秋の葉映える11月10・11日、千 宗室家元が列席され、出雲市・松江市において裏千家淡交会「出雲のつどい」が開催されました。これは出雲市制施行60周年・出雲文化伝承館開館10周年記念行事に協賛したもので、全国から同門ら約700人が参加し、協賛茶会、茶道文化講演会、懇親会の他、出雲文化伝承館において特別展「裏千家・現代茶道美術展」の展観が行われました。
  11日には、出雲文化伝承館での特別展のオープニングを飾り、千 宗室家元、西尾理弘出雲市長らによりテープカット・セレモニー。また、出雲ドームには、淡交会担当の茶席のほか、出雲商工会議所、JAいずもが担当した薄茶席や地元の「ぼてぼて茶」を呈する茶席が設けられたほか、和菓子や郷土玩具の製作実演などのコーナーもあり、秋の好日を楽しむ市民も訪れてにぎわいました。出雲市民会館での講演会はお家元が「心を定め生きることへの感謝」と題して。『お茶のある生活』をテーマに展開された出雲市の記念行事と並行するように、いずれの行事でも裏千家同門と地元市民が一体となり、お茶を介した交流が活発に行われました。


濃茶席、特別展の会場となった出雲文化伝承館

お家元、西尾市長らによるテープカット 特別展を拝観されるお家元(中央)
西尾市長(左)、藤間亨館長(右)





  協賛茶会
濃茶席(担当:島根支部、於:出雲文化伝承館)
薄茶席(担当:島根支部いずも青年部・やくも青年部、於:出雲ドーム)
薄茶席(担当:島根支部学校茶道連絡協議会、於:出雲ドーム)


お家元を迎えた濃茶席

濃茶席の道具荘り

お茶に関する様々な設いでにぎわった
出雲ドーム

「ぼてぼて茶」席で

出雲市民会館でのお家元講演 神在月の宍道湖朝景
(懇親会会場の松江市内・ホテル一畑より)