千 玄室大宗匠 池坊短期大学にて講義
―夏期集中講義―




  令和元年9月10日(火)、千 玄室大宗匠は池坊短期大学の洗心館「こころホール」において「茶の心と日常生活」と題して講義をされました。この講義は同短大が「大学コンソーシアム京都」の単位互換制度提供科目として開催している夏期集中講義「和と美の日本文化」として行われたものです。
  「大学コンソーシアム京都」は、地域社会及び産業界との協力による大学教育改善のための調査研究、情報発信・交流、社会人教育に関する企画調整事業等を行い、これらを通じて大学と地域社会及び産業界の連携を強めるとともに大学相互の結びつきを深め、教育研究のさらなる向上とその成果の地域社会・産業界への還元を図ることを目的として1998年に設立された公益財団法人で、京都地域を中心に大学・短期大学など48団体が加盟しています。
  大宗匠は「茶道には様々なルールが存在しますが、それは相手に美味しいお茶を差し上げることに必要なことです。皆さまには、お花と共に一碗のお茶を自身の生活の中に取り入れ楽しんでください。それが出来れば誰に対しても本当のもてなしが出来ることでしょう」と語られ、100名の受講者は熱心に聴き入りました。
  大宗匠の講義の後には、鮒子田宗恵 今日庵業躰と同短大茶道部学生2名が亭主・客を務め、中村宗石 今日庵業躰による薄茶点前の解説が行われました。