大宗匠、京都大学ELPにて講義


  平成30年9月1日(土)、裏千家センターにて千 玄室大宗匠が京都大学エグゼクティブ・リーダーシップ・プログラム(ELP)の講義を行いました。ELPは同大学大学院総合生存学館「思修館」が主催し、平成27年から開講している社会人向けの教育プログラムです。企業や行政機関から次代を担うリーダー候補が集まり、講義や体験授業などを通して知性を磨き、リーダーシップを養います。
  講師には、世界で活躍する研究者や日本を代表する経営者、日本の伝統文化の継承者が招かれます。




  大宗匠は、古くから日本人が大切にしてきた和の魂と智慧について具体例をあげて解説し、「且坐喫茶」が示す茶道の精神について説かれました。「お茶を点て、『まずは一服』と相手に勧める心の余裕を持ってください。それが皆さん方にとって一つの仕事を成就させていく原動力になります」と語り、最後に受講生一人ずつに激励の声を掛けられました。