千 万紀子様 東京大学の留学プログラム参加学生に茶道紹介


  平成28年7月8日(金)・13日(水)の両日、裏千家東京道場及び裏千家東京茶道会館を会場に、東京大学が実施する留学プログラムの参加学生を対象とした茶道紹介が行われ、千 万紀子様が講義及び薄茶点前のデモンストレーション解説を担当されました。


講義


薄茶点前デモンストレーション


  この茶道紹介は、ハーバード大学、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)、ケンブリッジ大学、オックスフォード大学、北京大学、シンガポール国立大学等、世界中のトップレベルの大学から集った合計72名の学生が日本の伝統文化・茶道を体験する機会を設けたい、との東京大学からの要請を受け、一般財団法人今日庵、一般社団法人茶道裏千家淡交会及び公益財団法人国際茶道文化協会の3法人が協力して実施したものです。

  万紀子様は、茶道の歴史や精神性、平和な世界の実現のために茶道が果たす役割の可能性について、全て英語で丁寧に説明されました。同世代の万紀子様が直接語られる言葉に、当初はやや緊張した面持ちだった参加学生も次第に緊張がほぐれ、終始深く聴き入っている様子でした。

  プログラム後半では、今日庵業躰部の泉本宗玄講師によるお茶とお菓子のいただき方の説明や、茶庭の見学の時間が設けられ、学生からも質問が多数出るなど、茶道に対する関心の高さがうかがわれました。


呈茶

茶庭の見学

  終了後には、学生たちから口々に「素晴らしかった!」との感想があり、「このような貴重な機会を設けていただきありがとうございます」との感謝の言葉が届きました。
  将来、国際社会でリーダーシップを発揮することが期待される若い世代が、茶道の和の心に触れるとともに、自国の文化を改めて見つめ直す有意義な時間となったようです。