千 玄室大宗匠、立命館大学にて講義
― 一般教育特殊講義「茶道文化史」開講 ―


  9月13日から17日までの5日間、立命館大学の一般教育特殊講義「茶道文化史」が開講されました。25日午前には、同大学の客員教授を務める千 玄室大宗匠が衣笠キャンパスにて「茶道文化と歴史」をテーマに講義されました。




  大宗匠は、茶道の歴史的な背景や一期一会の精神について説かれ、「最近では、日本の文化が多様化し西洋の文化が日常にあふれているように思います。しかし、その国の伝統的な文化は近代文明が発展してもそれぞれの国で守られているのです。多くの方に茶道を通して日本の建築、芸術、歴史などの伝統文化に触れていただきたい」と話されました。また、質疑応答の時間も設けられ、大宗匠は学生からの質問に丁寧に答えられました。




  期間中には裏千家学園、茶道会館を会場に、筒井紘一今日庵文庫長による講義、志村宗光業躰による実技講習が行われました。