千 玄室大宗匠、立命館大学にて講義
―一般教育特殊講義「茶道文化史」開講―




  9月7日から11日までの5日間、立命館大学の一般教育特殊講義「茶道文化史」が開講されました。8日午前には、同大学の客員教授を務める千 玄室大宗匠が衣笠キャンパスにて講義され、特殊講義受講生45名のほか一般学生52名が受講しました。

  「茶の文化」をテーマに講義された大宗匠は、茶の文化にまつわる歴史的な背景や和敬清寂の精神について説かれ、「人には目に見える“姿”と見えない“(すがた)”があります。自分の中にあるこの二つの“すがた”を見つめ、道を誤っていたら自分で努力して修正していかなくてはなりません。そのために自分自身を磨き見つめるひとつの手段が茶道なのです」と話され、会場に集まった学生は熱心に受講しました。




  期間中には裏千家学園、茶道会館を会場に、筒井紘一今日庵文庫長による講義、町田宗隆業躰による実技講習が行われました。