千 玄室大宗匠、立命館大学集中講座にて講義
〜学生たちの憧れの講座に人気集中〜


  2004年度立命館大学の一般教育特殊講義「茶道文化史」の開講にあたり、9月15日、千 玄室大宗匠が裏千家学園にて講義をされました。


大宗匠による講義


  この講座は平成5年に開講。60人の受講定員に対し、今回は400人程の受講申込があった同学人気講座の一つ。
  同講座は、客員教授を務められている大宗匠が直接講義をされる他、非常勤講師の筒井紘一今日庵文庫長が講義、また裏千家業躰講師が実技を担当し、宗家茶室の拝観、資料館の見学も盛りこまれるなど9月14日から18日までの5日間、午前10:40から午後4:10まで12コマの授業時間をフルに使って茶道を総合的に学ぶユニークなカリキュラムとなっています。




  大宗匠は、講義で「礼儀の大切さ」から始められ、日本人として誇りを持つこと、それにはどうしたら良いかなどについて自身の海外訪問経験を踏まえて分かり易く話され、さらに茶の歴史についても言及され1時間30分の授業時間でも不足するほどで、学生たちに深い感銘を与えました。





  学生たちは授業が進むにつれ、宗家で実施されるこの集中講座の意義を理解し、普段"経験することのできない"講義・実習に終始、みんな真剣な表情で臨んでいました。


筒井文庫長による講義 資料館を見学する受講生