オリンピック派遣選手の壮行茶の湯研修
〜アテネオリンピック男子レスリング代表団〜




  7月7日(水)男子レスリングのアテネオリンピック代表一行が裏千家東京道場を訪問いたしました。
  一行の研修は、千 玄室大宗匠と親交のある日本レスリング協会・福田富昭会長の発案で、戦いに挑む前の心構えを指導していただきたいとの要望から実現。 咄々斎において大宗匠自らの点前で薄茶一服が振舞われた後、全員庭に向い坐禅を組み、大宗匠が警策を振られました。
大宗匠は、「短い時間だったが、心の中に何かが芽生えたと思う。それをアテネに持って行って欲しい」と激励されました。ほとんどの選手には初めての経験でしたが、「雑念をシャットアウトできた感じ」との感想でした。




  当日出席者は日本レスリング協会福田富昭会長を筆頭に田南部力・井上譲二・池松和彦・横山秀和・豊田雅俊・笹本睦・永田克彦・松本慎吾の7選手と土方正和・和田貴広・伊東広道・嘉戸洋の4コーチら。オリンピックのメダル獲得に向けて大いに意気込みが感じられる訪問となりました。
  選手の皆様方のご健闘をお祈りします。