大阪地方裁判所一行が茶道研修
─千 宗之若宗匠が特別講義─


  6月6日午前、大阪地方裁判所の所長・指導裁判官・新任判事補・事務官の一行が裏千家を訪れ、茶道研修を受けました。この度の研修は、第一線で活躍する裁判官並びにこれから活躍が期待される新任判事補に日本の伝統文化に触れさせたいとの鳥越健治所長の依頼を受けて実現、28名が参加しました(一昨年8月には司法修習生70名が研修)。
  一行は、裏千家今日庵で各茶室の見学と呈茶の後、裏千家センターホールで千 宗之若宗匠より約30分の特別講義を受講。
  若宗匠は、呈茶の際の道具の取り合わせを説明。中でも掛け軸『平常心是道』に言及され、「公正な判断が要求される裁判官は、どのような環境にあっても、"ありのままの心"で審判することが大事ではないでしょうか」と講義。
  講義終了後は、ビデオ『お茶会に招かれて』を鑑賞し、また茶道体験コーナーでは点前にもチャレンジし、半日研修のプログラムを終了しました。


千 宗之若宗匠による特別講義


今日庵茶室を拝観 点前にもチャレンジしました