一般社団法人茶道裏千家淡交会
初の「平成25年度全国役員懇話会」を開催
茶道文化賞、優秀支部・優良支部表彰、親子仕え合い賞授賞式
場所 ウェスティン都ホテル京都 東館2階 山城の間




  一般社団法人へ移行後、初の平成25年度全国役員懇話会を平成25年11月26日(火)午後3時から東館2階「山城の間」において開催。全国役員懇話会には理事・監事、参事・参事補・特別参事をはじめ正副支部長と幹事長などの全国各支部の役員約460名が出席されました。
  冒頭、千 玄室大宗匠が「全国各地から初めての全国役員懇話会にご出席いただき有難うございます。これからもお人の繋がりというものを大事にしていきたいと思っています」と挨拶。続いて千 宗室家元は「これからは若い方の力も、熟練された方の力も大切です。いろいろな力が混じり合ってこそ『君子の交わり淡きこと水の如し』であり、これが淡交会だと思っております」と話されました。
  続いて、関根副理事長より宗家・総本部報告の後、表彰式が行われました。

(1)第11回茶道文化賞・茶道文化貢献賞
  千 容子副理事長から第11回茶道文化賞と茶道文化貢献賞の選考経過報告と授賞理由の発表があり、茶道文化賞は一般社団法人心茶会、茶道文化貢献賞は今日庵業躰の寺西宗二氏に決定したことが報告され、大宗匠が表彰状、楯と副賞を贈呈されました。

茶道文化賞 一般社団法人 心茶会
会長:倉澤行洋氏、理事長:宮武義幸氏、学頭:立本成文氏


茶道文化貢献賞 寺西宗二氏


(2)平成24年度優秀支部・優良支部表彰
  関根秀治副理事長は、今年から優秀支部・優良支部表彰はエントリー制を採り入れ意欲的な25支部から申請があったこと、また平成24年度優秀支部並びに優良支部表彰の選考経過の説明と受賞支部の発表があり、家元が受賞支部に楯を授与されました。

【優秀支部表彰】

岩手支部


【優良支部表彰】

根室支部 東京第八北支部

佐渡支部 高岡支部

松山支部


(3)親子仕え合い賞
  木戸崇夫常任理事から「親子仕え合い賞」の趣旨と受賞者が発表され、家元から表彰状、活動奨励金及び記念品として御色紙が授与されました。
  この賞は、青年部が若年層にとって入会しやすい新体制に移行したことから、青年部の運営・活動の充実と会員の増加に顕著な成果をあげた支部・青年部を今回に限り「親子仕え合い賞」として特別に表彰するという趣旨で表彰。次の9支部・青年部が受賞しました。

北見支部・青年部 庄内支部・青年部

愛知第二支部・青年部 三河支部・青年部

大阪南支部・青年部 広島第二支部・青年部

下関支部・青年部 米子支部・青年部

北九州支部・青年部


優秀支部受賞の川村 登副支部長による挨拶


親子仕え合い賞 三河支部の神野信郎支部長による挨拶


【閉会の挨拶】
  千 容子副理事長が閉会の挨拶をされました。


【呈茶席】
  今回の呈茶席は、京都青年会議所茶道同好会「青松会」が担当。着物姿のメンバーが、緊張しながらも出席者を一所懸命にもてなし、喫客の注目を集めました。



【懇親会】
  出席者の相互の交流が図れるように会場中央に屋台や床几、テーブルを配した趣向の懇親会は、家元の挨拶のあと老分で淡交会理事の塚本能交氏の乾杯で開宴となりました。
参加者が宗家と記念写真を撮るなど終始和やかな懇親会となりました。