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第60回裏千家茶道国際セミナー
  5月28日(土)、29日(日)の2日間、茶道会館および裏千家学園を会場に第60回裏千家茶道国際セミナーが開催されました。
茶道会館での開講式
  同セミナーは講義及び実践形式の実習を通して英語による茶道紹介や指導方法の習得を目指しており、1981年に初回を開催して以来、年2回春と秋に行っています。これまでに約1800名が受講しており、修了生の多くが受講後「裏千家インターナショナルアソシエーション(Urasenke International Association) 」に入会し、茶道の海外普及に活躍しています。
  今回のセミナーでも「日本の伝統文化である茶道を是非外国人に紹介したい」「会社の同僚(外国人)にお茶を教えたい」「海外赴任に際し、茶道紹介を通じて現地の人たちと交流を深めたい」などの理由で、全国各地から30名が受講しました。
  開講式の後、早速英語による自己紹介。一人ひとりが受講理由や抱負などを話し、講習がスタートしました。
英語による自己紹介
   その後禅講義と坐禅、利休御祖堂参拝・今日庵拝観、裏千家茶道の海外普及についての講義、グループディスカッション、デモンストレーション実習(立礼・畳)と、凝縮されたカリキュラムが2日間に亘り全て英語で行われました。
坐禅
裏千家茶道の海外普及についての講義グループディスカッション
デモンストレーション実習(立礼、畳)
   閉講式では受講生に修了証が授与され、代表者が英語で謝辞を述べました。
修了証授与謝辞
  受講生はセミナー後「非常に疲れましたが、実りある素晴らしい経験が出来ました。」「英語での茶道紹介に自信を持って今回のセミナーに臨んだのですが、知らなかった事の多さに驚きました。これを機会に、英語も茶道もさらに深く学びたいと思いました。」など、今後の精進に向けてより一層の意欲を見せていました。受講生の年齢や職業等は様々でしたが、2日間のカリキュラムを経て互いに親しくなり、セミナー後も連絡を取り合って切磋琢磨していきたいとの感想もありました。