第57回裏千家茶道国際セミナー


  秋深まる宗家にて11月14日と15日の2日間、茶道会館と裏千家学園を会場に第57回裏千家茶道国際セミナーが実施されました。




   同セミナーは1981年秋に第1回が開催され、これまでに約1800名以上が受講。多くの修了生は受講後、「裏千家インターナショナル アソシエーション」に入会し、会員として茶道の海外普及に活躍しています。


坐禅講義「裏千家茶道の海外普及」


   2日間のカリキュラムは、英語による自己紹介、禅講義・坐禅、今日庵拝観、グループディスカッションや茶道紹介法実習(立礼と畳の両形式)など豊富な内容で、全て英語で行われました。茶道紹介法実習では、受講生が3つのグループに分かれ、講師の手本をもとに実践さながらのプレゼンテーションに挑みました。


立礼でのプレゼンテーション畳でのプレゼンテーション


   セミナーを終えた受講生からは「英語での茶道紹介の要点を学ぶことができ、とても充実した2日間でした。外国との文化交流に役立てたい」との感想や「英語が喋れる、喋れないということよりも、まずしっかりと日本文化・茶道を学ばなければならないと痛感しました」「お茶の楽しさを海外の方々に伝えられる様なプレゼンテーションが出来るようこれからも頑張りたい」との声も聞かれました。