第48回裏千家茶道国際セミナー
〜修了者は世界に1,600名を数える宗家講習会〜


禅講義
(松濤諦雲・大徳寺龍泉庵住職)
開講式からプログラムは英語で進行


  風薫る6月4日から6日までの3日間、裏千家センターと茶道会館を会場に第48回裏千家茶道国際セミナーを開催いたしました。
  同セミナーは1981年秋に始まり、以来年2回(春、秋)に開催している講習会で、これまでに約1,600人が受講。修了生の多くが受講の後、「裏千家インターナショナルアソシエーション」に入会し、会員として茶道の海外普及に向けて活躍していることもあり、宗家講習会の中でもユニークな存在のセミナーであります。

  今回のセミナーも「茶の湯を通じて海外の人達と交流をしたい」、「外国人に日本文化を正しく認識してもらいたい」など受講の動機は様々ながら日本全国より30人が受講。3日間すべてのカリキュラムは裏千家の外国人茶道講師を中心とした指導陣により英語で進められました。

  開講式に続き、英語による自己紹介からスタートしたセミナーは、禅講義、利休御祖堂参拝・今日庵茶室拝観、プレゼンテーション解説、茶室での実技、グループディスカッション、大徳寺聚光院参拝などの充実した内容で、受講生より「さながら、学生時代の強化合宿に参加していたような3日間でした」との感想が異口同音に聞かれました。
  受講生は、裏千家外国人茶道講師陣から英語での茶道の指導や紹介の要点を学ぶ中で、改めて茶道について再認識し、茶道の海外普及や外国との文化交流に一層の意欲を見せていました。



英語で自己紹介する受講生


グループディスカッションでは
活発な意見が交換されました
プレゼンテーション実習では
受講生がグループ別に発表