みどり会クリスマス茶会



  平成26年12月5日(金)、茶道会館において、みどり会(裏千家学園茶道専門学校別科 外国人研修コース)によるクリスマス茶会が催されました。

  アメリカ、フィンランド、ロシア、台湾、ポーランドからの茶道留学生8名が、千 容子家元夫人、千 敬史様、千 万紀子様、伊住弘美様、伊住公一朗様、伊住禮次朗様はじめ、この一年間お世話になった約130名の方々をお招きし、感謝を込めて一碗を呈しました。




  受付や待合にはリースやランタンなど各国の品々が飾りつけられ、待合床に掛かるのはクリスマス讃美歌の古い譜面。この日のテーマである「音」を暗示します。


  写真左:待合(佳松の間)、鳥(ロシア)、麦の束(フィンランド)
  写真右:待合(鵬雲の間)、床にはクリスマス讃美歌の楽譜


  本席の掛物は千 玄室大宗匠筆「山水有清音」。尺八をイメージしたみどり会生自作の竹花入、水指に見立てベル型のクッキー入れ、音符の蓋置など、それぞれの母国から取り寄せた道具たちが楽しい音色を響かせます。ジンジャーブレッドとフルーツケーキを重ねた手作りのお菓子には新雪に付いた足跡の意匠が施され、銘は「雪の音」。そして、この日のためにみどり会生が造った茶碗で薄茶が振る舞われました。
  帰りには潮音を表現したオリジナル図案の型押しが入った懐紙と手作りクッキーがお土産として手渡され、客たちは席を後にしました。



本席の様子ご宗家を囲んでの記念撮影