「みどり会」、クリスマス茶会



  12月6日(木)、茶道会館において、みどり会(裏千家学園茶道専門学校別科 外国人研修コース)によるクリスマス茶会が催されました。

  フィンランド、アメリカ、ロシア、カナダ、ポーランドからの茶道留学生8名が、千 宗室家元夫妻、千 万紀子様、伊住公一朗様、伊住禮次朗様はじめ、この1年間お世話になった方々をお招きし、約150名の方々に感謝を込めて一碗を呈しました。




  待合では外の雪景色と部屋の中の暖かさを表現してお客様をお迎えし、飾りつけられた各国の品々をみどり会生が解説する等、和やかな雰囲気の中、主客が交流を深める貴重な機会となりました。


写真左:もみの木、松笠、雪の結晶
写真右:ウィリアム・カウパー作 冬の詩とポマンダー(西洋の香り玉)


  家元筆「雪中松柏青」が掛けられた本席では、みどり会生の故郷から取り寄せられた道具とともに、この日のためにみどり会生が造った茶碗が取り合わされました。オリジナルのレシピで手作りしたりんご餡の上用饅頭、クランベリー風味の大徳寺納豆入り押し物、松笠と楓をかたどったメープルともみの木風味の干菓子も大変好評で、途切れることなく訪れる参加者の皆さまにみどり会ならではの茶席のひとときを楽しんでいただけました。




家元を囲んでのみどり会生記念撮影