北京外国語大学茶道クラブ、京都にて茶道研修
〜千 玄室大宗匠が学生を招聘〜





  6月1日〜6月6日、中国・北京外国語大学茶道クラブに在籍する学生16名(うち仏学院学生3名を含む)が、茶道研修のため来日しました。
  同学は1941年に中国で外国語を専門に扱う高等教育機関として最初に設立された教育省直轄の大学で、裏千家との交流も深く、1994年に茶室「静友庵」が寄贈され、1996年より千 宗室家元が客員教授を務められています。この度の訪日研修は日頃中国で茶道を学ぶ学生達に京都での研修を通じて茶道への理解と考察を更に深めてほしいと大宗匠が招聘され実現したもの。


 学生達に激励の言葉を贈られる大宗匠


  6月2日午前、大宗匠は茶室拝観に訪れた学生たちを引見。大宗匠は3月の訪中時以来の再会を喜ばれ、研修に臨む学生達を激励されました。
  その後、一行は大徳寺聚光院を拝観、午後は茶道会館にて業躰講師による特別講習に臨みました。


業躰講師による特別講習




  6日間の滞日中、今日庵の拝観、建仁寺献茶式への参列の他宇治の抹茶生成工場や京都市内の茶道関係の美術館を訪問し、学生達は日頃話を聞いたり資料を通してしか知り得なかったことを実際に体験することが出来、大変感動した様子でした。短いながらも充実した研修を終えた学生達は、更なる精進を誓い、帰国の途につきました。