一般社団法人 茶道裏千家淡交会
第35回理事会・参事会合同会議


  令和2年11月25日(水)、ウェスティン都ホテル京都において一般社団法人茶道裏千家淡交会第35回理事会・参事会合同会議が開催され、千 玄室大宗匠、千 宗室会長、千 容子理事長、千 宗史副理事長、伊住宗陽理事、伊住禮次朗理事はじめ、理事・監事、参事・参事補・特別参事81名が出席しました。






  午後1時00分より開会。初めに千 玄室大宗匠、千 宗室会長、千 宗史副理事長より挨拶。千 宗室会長は、挨拶の中で10月に行われた若宗匠格式披露行事の報告と御礼とともに、コロナ禍の時代に即した組織体制や新しい行事の在り方について触れられました。
  続いて、千 容子理事長が議長に選出され、代表理事として職務執行状況を報告。審議事項では次年度の事業計画、予算案をはじめ7つの議案を審議、すべてが満場一致で承認可決され、閉会のことばをもって会議は終了しました。


《報告事項》
  1.代表理事及び業務執行理事の職務執行状況の報告について

《決議事項》
  第1号議案 令和3年度 事業計画案に関する件
  第2号議案 令和3年度 収支予算案に関する件
  第3号議案 特別師範会員及び特別維持会員入会承認に関する件
  第4号議案 支部及び地区役員の承認に関する件
  第5号議案 参事補1名選任に関する件
  第6号議案 令和3年度 講師派遣日程案に関する件
  第7号議案 特別維持会員・特別師範会員のバッジ廃止に関する件




また、令和3年度・4年度の家元指導方針が示されました。

【令和3年度・4年度 家元指導方針】
一、茶の湯に出会う、日本に出会う
    日本を知らない日本人の為の架け橋となろう
一、良い先生の育成とそれに伴う良い社中づくり
    思いやりある茶人になることを目指そう
一、誇りと情熱
    「教授者」の一人一人が地域社会における茶の湯をより高めるべく、自己の修練に励もう
一、「集いの場」としての淡交会をより豊かに
    茶の湯を学ぶ人々の一体感を高揚し、社中の帰属意識の啓発につなげよう
    支部・青年部・学校茶道、そしてお数寄者を含めた組織の連携と円滑な運営に心掛けよう
一、文化を欲する中高年層へのアプローチ
    伝統文化に関心の高い世代に茶の湯を伝えよう
一、若い茶の湯者の考えに心を向ける
    世代間の理解を深めよう
一、時代に適応した茶道人を目指す
    デジタル化社会に適した一碗の交流を心掛けよう